いのしし日記

ワタシノトリトメナイハナシ

まぼろしの。。

無事、職場復帰を果たして、二回目の給料をいただいた。
働いて、うれしいことのひとつは、
「自分で稼いだお金だ!!」と堂々と言えること。
いや、拝金主義ではありませんけれど、、ね。
育休中、無給の身には、自分の物を買うことに、後ろめたさを感じたものなのです。

3年ぶりの給料で、久しぶりに買った私のもの、、それは「本」
図書館でずいぶん、ただで楽しませていただいたので
それは、大人として、作家の方に申し訳ない、、ということで
ここのところ、すっかり気に入って、楽しませてもらっている内田樹の本を買うことにした。
ネット書店で購入。
久々の私の本、あーーうれしい。。

本が届いた翌日、昼下がりの公園。
おにぎりをほおばりながら、その本「他者と死者」をパラパラと。。
タイトルは、昼下がりにはちょっと不似合いだけどね、、
まあ、読みたかったのよ、この本が。。。
黄色いカバーの文庫本。
「はじめに」を1、2ページだけ、目を通した。

そ、そして、その後すぐ、その本は私の手元から姿を消した。
公園のベンチに置き忘れたのか、帰宅途中よったスーパーで落としたのか、、
気づいたときにはなかった。
本をなくすなんて。。。。

あの日は、月曜日だった。
休み明けのあの日、頭は上手く機能せず、無体な仕事にぶつかった。
頭も体も心もコントロールできないまま、ふらっと立ち寄った公園で
本と共に、私は私もなくしてしまっていた。
水曜日、ようやく私を取り戻しかけたと同時に
本がないことに気がついた。。。遅すぎる!!

本をなくしたことに、あぜんとし、
そのことに気づくのに二日もかかったことに呆然としている。
「無事に職場復帰を果たしたはずの私」は、まぼろしだったのだなあ。。