いきなりですが、、娘と話すと、イライラするのです。
彼女は、中学2年生。
思春期の真っ盛りだ。
一番厄介な年頃にさしかかったのだから、仕方がない!?
いや、いや、そうじゃないのだ。
イライラの元は、もっと根深いところにある。
彼女の話しぶりは、唐突で、突飛で、突拍子もなく、とっちらかっているのだ。
なんせ、彼女の会話文に主語がないのは、いたって普通のことである。
時、場所が不明であることも普通である。
既に起こった過去の話なのか、これから起こる未来の話なのか
はたまた、彼女の空想なのか
推測しながら話を聞かねば、いったい何を言いたいのか
さっぱり分からない。
特に、喜怒哀楽の感情が高ぶった時など
まったくもってお手上げである。
しかし、こどもの話し方は、最も身近な母親の話しぶりを
まねているのだと、聞いたことがある。
ということは、私もこんな話し方をしているのかしら!?
確かに、はやる気持ちを抑えなくては、と思いながら話している時は
娘と似たりよったりかも知れない。
人の振り見て我がふり直せ、子は親の鏡である。
まずは自分が反省しつつも、先日、イライラしたついでに
つい娘に言ってしまった。
「あのさあ、英語で習ったでしょ!?英語で!!
ほら、5W1H!!
いつ、どこで、誰が、どうして、どのように。。
それを頭に入れて、話してよ!!
何言いたいか分からないんだよね。」
そう言われ、彼女はムッとした顔を見せたが
自分でも思い当たる節があったのか
それから、ときどき娘との会話の中で
「これは、5W1Hを意識して話しているな」と思うことが
増えてきた。
先日のこと。
学校から帰ってきた娘が、ビデオを見ているときに
外で騒がしい音がした。
てっきり、バイクの騒音だと思った私は
「バイクの音うるさいね、これ中学校の前の道路を通ってるんじゃない?」と
娘に話しかけた。
ビデオの途中で話しかけられたとこに
イライラした娘は、こう言った。
「違う、あれは、小さいこどもの遊具の車の音!!」と不機嫌そうに答える。
おっ、この会話には「WHERE」がないじゃないのと思った私は
「どこで遊んでるの?」と言うと
娘曰く、「溝!!」
母曰く、「はあ?溝って、いたる所にあるじゃん、どこの溝よ!!」
娘曰く、「ステンレスのギザギザのふたがついてる溝!!」
もう、返す言葉がなかった。
あまりにおかしくて、笑ってしまった。
娘よ、キミの視点はそこにあるのね。
筋道だてて話すことの訓練は、まだまだ続きそうである。