いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

擬制日曜日

今日、中学生の娘が修学旅行から帰ってくる。
おとといの水曜日に出発して2泊3日。
中学校生活最大のイベントだ。
何にも連絡がないところをみると
よほど満喫したにちがいない。
今頃、帰りのバスの中、刻一刻と近づく現実に
おそらくブルーになっている頃だろう。

娘が不在だった昨日、おとといとわが家は
静かな夜を迎えた。
いつもの平日は、娘のスイミングの練習が終わるのが夜9時。
それから彼女の食事、お風呂が
終わるまで、何となく1日が終わらない。
それが、この2日は、夜9時には、家事もかたづき
ゆっくり、のんびりできた。
「まるで、日曜日みたいね。」と夫に言うと
「おー、オレもそう思った!」との返事。

まるで日曜日の夜のような時間の流れを
平日に楽しみながら、ふと、思う。
子どもが大きくなっていけば
こうして少しずつ、擬制日曜日が増えていくのだなあ。
そして、気づけば、毎日が日曜日状態になっているのだろうか。
それは、それで、何だか寂しい気もするなあ。
今の、この忙しい時を生きているからこその
有難い夜なのだとスーパームーンを眺めながら
しみじみと思う秋の夜長であった。