いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

クレジットカード

先日、夫にクレジットカードを手渡された。
彼が持っているカードの家族カードである。
「今から、カードで買う時は、これを使ってね。
ポイントがたまるように、協力してね。」だと。
信じられない。。
結婚して15年、まさかこんな日が来るとは。

半年前まで、夫は自分専用のクレジットカードを持っていなかった。
というか、私が持たせていなかった。
というのも、結婚当初、私は彼の金銭感覚を疑っていたからだ。

「てやんでい、おれっち、宵越しの金は持たないのよ。」的な
若者だった夫は、お金とは、使うためにあるのだ豪語していた。
独身の頃は、給料日までのまず食わずで生き延び
給料が出た途端、ぱーっと飲みに行ってたようなおひとだった。
結婚して、さすがにそれはなかったが
月の大半は、からの財布を持ち歩くような人。
こんな人に、カードを持たせられますか!?
というわけで、ずっと現金主義を通してもらった。

ところが、数年前、タバコをやめた夫は
タバコ代が高額であったことに気がつく。
そして、それを趣味のバイクに充てようと考えた。
すると、今度は計画的にお金を貯めて
気に入った部品を手に入れようと思い始める。
これが、彼の金銭感覚進化のはじまりである。

次に彼は、ポイントに目を付ける。
それまで、安値やポイントを気にして
買物をする私も見て、せせら笑っていた夫が
注目したものが、買物のポイントである。
そのために、彼はクレジットカードを手に入れたのである。

40才を過ぎて、初めて持つ自分のカードに
どきどきだった夫も、今では、もういつでもどこでも
カード払いだ。
もちろん私のチェックが入るし、カードを使った当日に
私が代金を徴収し、引き落とし口座に入金するシステムを
とっているので、使い過ぎ防止策は万全である。
ポイントが日に日に貯まっていくのが
うれしいらしく、以前よりも私に対する買物付き添い率が
上がったような気がする。

そして、ついに、私ひとりのときに買物をしても
ポイントが貯まるようにと画策した夫は
私に家族カードを持たせることを思いついたのだ。
15年前、こんな日がやってくると
誰が想像できただろうか。。

夫がお金を使うのを、安心して見ることができるようになって
よかった、よかった、と思う、思うけれど、、、
あまりにもポイント目当てになってないかい?
ポイントがついているからと言っても
その商品は、よそで買えば、もっと安いのに。。
そこのガソリンスタンドで給油すればポイントがつくのはわかるけど
近くにもっと安いスタンドあるし。。
それより、クレジットカードの年会費だって有料である。
そのうえ、家族カードの年会費も加わったはずである。

「夫よ、あのさあ、これって、もしかして高くついてるんじゃないの??」