いのしし日記

ワタシノトリトメナイハナシ

発想つぶし

昨日、息子が不機嫌な顔をして帰ってきた。
手には、何やら持っている。
ぎゅっと握りつぶしたそれは、学校の図工の時間に作った
作品のようだ。

息子はそれをさらにぐちゃぐちゃにして
「こんなのいらない、へたくそだから」と
吐き捨てるように言って、ごみ箱に投げ入れた。

ちょっと待って、ちょっと待って。

私は、ごみ箱からそれを拾い上げてみてみた。
その作品には、題名がついていた。
「おしゃれをしたイノシシ」

段ボールをバックボードにして画用紙に絵の具で
色が塗ってあった。そこにモールやボンボンが貼付けてあった。

手先が不器用で、絵心のない私にとって
息子が作ったおしゃれをしたイノシシは色もきれいで
すごくいいなと思った。
だから正直に「上手じゃん!!」と言ったら
彼は顔をしかめて、泣きそうな顔をする。

そうしてこう言った。
「だって、みんなが発想がおかしいって言ったもん」

わ〜お、それは、最高の褒め言葉ではないか!!

だけど、おかしいという言葉をそのまま受けとる息子と
面白いアイデアを発想がおかしいとからかう子たち。
こんなんなら、学校の図工や美術の授業は
子どもたちの発想つぶしでしかないだろう。