いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

その数字には騙されない

市役所からはがきが送られてきた。
コロナウィルス対策によるプレミアム商品券の引換券。
10000円で13000円分の商品券を
市が発売するそうである。

この13000円には内訳があり
5000円は地元商店街の商品券
5000円はどこでも使える商品券
3000円は外食券となっている。

消費税が10%となった今
10000円で3000円お得なんて数字には、もう騙されない。

この商品券を買うために10000円支出すれば
この時点ですでに、約1000円の消費税を支払ったということになる。
そう、10000円で手にすることができる商品券は、実質12000円分である。

かつプレミアム分3000円についても同様に消費税がかかるので
これを約300円とすれば
12000円から300円を差し引き、11700円となる。
つまり、この商品券のプレミアム分は、1700円分でしかない。

商品券の発売日に、発売場所に出向く時間、ガソリン代を考えれば
このお得分1700円も、割に合わない。

おまけに、商品券は、現金に比べ
どうしても気前よく買物をしてしまいがちなので
1700円のお得分がきれいさっぱり吹き飛ぶどころか
浪費につながりかねない。

ましてや、このプレミアム商品券発行には
当然市民税が投入されているわけで
そこに利権が生まれ、群がる人々を想像したら
買う気なんて失せてしまうわけである。

というわけで、私は、このプレミアム商品券を買わない。

政府や自治体の利権システムに巻き込まれずに
生きる方法を考えなくてはまずいかもと、ちょっと真剣に思ってしまった。
この国の愚かな指導者たちと心中するなんて、まっぴらゴメンだ。