香港は、今、たいへんなことになっている。
中国本国からの締め付けが強化される法律が施行されたことで
香港市民の抗議活動が行われている。
自分たちの自由や権利を守るために立ち上がる香港市民の姿と
日本人の姿を比べてみる。
集団的自衛権、特定秘密保護法、共謀罪法。。
長時間低賃金、不安定な雇用環境。
解決しない原発事故、少子高齢化対策の愚策ぶり。
経済的に疲弊した国民に対する嫌がらせのような消費増税。
私たちは、安倍政権からこれほど苦しめられ
自由や権利を剥奪される環境に追い込まれ
最低限の生活保障という憲法さえ守られていない状況下でも
香港のような激しい抗議活動が起こらない。
しかし、日本でも、着実に抗議活動が行われているのだ。
それは、こどもから老人まで、日本全国で、毎日毎日。
例えば、、
子どもたちは、不登校という形で抗議活動している。
生きづらさを抱えた人たちは、引きこもることで
労働力減少という形で生きづらさを訴える抗議活動をしている。
子どもたちに優しくない日本という国で
こどもを産まないという選択をすることは、猛烈な抗議活動。
生活保護の申請さえもあきらめさせるこの国で
生活保護以下の生活を余儀なくされる人たちは、
この国で生きればこうなるという体を張った生き証人としての抗議活動。
この国で、今、この瞬間も行われているのは、この静かなる抗議活動で
そして、長期にわたって行われているこの抗議活動に対し
目も向けず、耳も傾けず、無視してきた政府。
国力が衰退するのなんて、当たり前だよ。