世界は〇〇〇に満ちている。
〇〇〇に、いろいろな言葉を入れてみると
なかなか面白い。
では、ここに「ハラスメント」を入れてみる。
あまりのはまり具合に、ぞっとしてしまった。
世界はハラスメントに満ちている。。
なんたることだろう。
おまけにその恐ろしいハラスメントは、連鎖するという。。
私たちは、ハラスメントで覆われた世界に住み、そしてそれを内面化させている。
本書は、恐怖のハラスメントの仕組みを説明している。
そして、読者は、「しつけ」「教育」がハラスメント社会でどのような立ち位置にあるかという恐ろしい構造を知ることになる。
ハラスメント加害者のハラッサー、
ハラスメント被害者のハラッシー、
ハラスメント被害者加害者のハラッシーハラッサー
そして、二枚舌。
多くの人がこれらに分類されるとしたら、この世界は、地獄のような世界だ。
著者の言う「鉛色の空」は誰の頭上にも広がっているはずである。
そんな救いようのない世界に落ち込みそうになるが
この本には、この鉛色の空の下から抜け出すための方法が書かれている。
そのヒントを「否定と強制」から「受容と提示」という言葉から受け取った。
まずは、自分の子育てから。。
子どもの話を否定せず受け入れること。
子どもの行為を強制するのではなく、提示してみる。。
そこから、始めてみようと思った。