ニュースを知らなければ、生きていけないと思い込んでいた。
新聞は一通り目を通す。
テレビのニュースは、朝、昼、夜。
気づけば、1日の多くの時間を、情報に接していた。
本著は、タイトルどおり
ニュースをダイエットするための本である。
現在の情報社会の実態と
それが人々に及ぼしている悪影響
そして、ニュースを断つことで得られる効果が
わかりやすく書かれている。
ここ数年、自分自身がニュースの海で溺れているという
強い自覚があった。ところが、どうすればよいか、それを知りたくて
さらに情報を集めるという悪循環を招いていた。
読後、自分の目の前に辿り着くべき島が現れた。
岸までは、もう少しだ。
早速、取り組んだ。
新聞は、好きなコラムと気になる特集記事だけ読むようにした。
テレビのニュースは、見ないようにした。
ネットニュースを遮断するため、スマホから、Twitterとyahooのアイコンを削除した。
自分の主要な情報源を専門家と本物のジャーナリストの本を中心に据えることとした。
途端に、ワタシは、ワタシの時間を取り戻した。
目の前に、突如ワタシの自由な時間が現れた。
おお、これって、まるで子ども時代と似ている。
ニュースに触れることもなく
自分の好きなこと、興味あることに夢中になって
自分の時間を過ごした子供の頃。
ワタシは、図書館で本を借りた。
庭の草むしりを飽きるまでやった。
最近、ギターを始めた。
毎日が、新鮮で、楽しい。