いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

「アンダークラス2030」橋本健二

 

アンダークラス2030 置き去りにされる「氷河期世代」

アンダークラス2030 置き去りにされる「氷河期世代」

  • 作者:橋本 健二
  • 発売日: 2020/10/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 日本の未来は、氷河期世代の未来である。

氷河期世代の暮らしが、この国を形作ることになる。

 

氷河期世代とは、バブル崩壊直後に就職時期を迎えた世代である。

そしてその世代は、団塊ジュニア世代とも重なるため

国内人口比において、団塊世代の次に、高い位置を占める。

本著では、これら氷河期世代が、バブル崩壊後30年超にわたって

この国から置き去りにされたままであること、また、彼らを取り巻く状況が

深刻さをましていることを詳細なデータをもとに解説し、国の未来に警鐘を鳴らしている。

 

ワタシは、団塊ジュニア世代であり、かつ氷河期世代である。

10年後、20年後、ワタシたち世代は、塊となって、確実に老いていく。

アラフィフとなり、年々自分の老いを感じる。

本著の警告が背筋を凍らせた。