日本の未来は、氷河期世代の未来である。
氷河期世代の暮らしが、この国を形作ることになる。
氷河期世代とは、バブル崩壊直後に就職時期を迎えた世代である。
そしてその世代は、団塊ジュニア世代とも重なるため
国内人口比において、団塊世代の次に、高い位置を占める。
本著では、これら氷河期世代が、バブル崩壊後30年超にわたって
この国から置き去りにされたままであること、また、彼らを取り巻く状況が
深刻さをましていることを詳細なデータをもとに解説し、国の未来に警鐘を鳴らしている。
10年後、20年後、ワタシたち世代は、塊となって、確実に老いていく。
アラフィフとなり、年々自分の老いを感じる。
本著の警告が背筋を凍らせた。