いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

「アスパーガール」ルディ・シモン

 

先日、ネットで、自閉症スペクトラム障害の診断テストを見つけた。

試しにやってみると、障害の可能性あり、受診を勧めます、、だと。

やっぱりなあと思った。

 

高校生の頃から、ずっと違和感があった。

中学生までの小さな地域社会から外の社会に出た時

自分の存在が社会になじんでいないという感覚。

大学を卒業し、就職し、結婚して

はたから見れば、いわゆる「社会生活」は送れているということに

なるのだろうけれど、自分の中では、いつも、とんでもない!と思っていた。

 

アスペルガーの女性の特徴が書かれたこの本を読んで

その多くのことが自分に当てはまった。

違和感は、確信に変わった。

子どもの頃から、異様に本に執着したこと。

雑談が苦手なこと。

人付き合いが苦手なこと。

思春期から20代になっても、美容に興味がなかったこと。

精神的メルトダウンが起こること。

そして、橋を焼くこと。

 

これらは自分の困った性格だと思っていた。

子どもの頃から、周りの大人から指摘され続け

自分でも自分の性格に難があることは重々承知していたが

それでもやっぱり直すことができなかった。

ああ、やっぱり、そうだったんだね、自分。

と思うと、どこかホッとした。

 

本著は、全体にわたって

アスペルガーの女性が、自分を肯定できるよう

自分の力を信じることができるようなことが書かれていた。

私が、この本を読んで、どこかホッとしたのは、そのおかげだろうと思う。

 

けれど、本の最後には、ちょっときつい、現実的なことが書かれている。

やはり、そこに向き合わなければならないのだと改めて思った。

 

時々、

考え方を変えてみること

見方を変えてみること

インプットを変えてみること

アウトプットを変えてみることで

発達を促してみたいと思った。

よりよい人生のために。