「自分」とは、いったい何だろう。
本当の自分、なりたい自分、いやな自分、好きな自分。
自分は一人でありながら一人ではないはずなのに
個性とかアイデンティティとか言われれば
自分は一人であらねばならないと
自分の意識は考える。
そう、考えるのは、自分を意識で考えるから。
もし、自分を体とみなせば
意識は知らないうちにふっとんでしまうし
自分と世界の境界線はなくなる。
自我の肥大は、意識が作り出したもので
私たちは、この地球上の生物の1つに過ぎないと思えば
自分が、自分が、という気持ちはきっと薄れていく。
そのためには、体を使って世界を見ることなのだろうと思った。
頭でっかちの弊害は、ものすごく大きい。