いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

「生きることば あなたへ」瀬戸内寂聴

 

 

本著は、5つのテーマに対して

これまで著者が発してきた文章を編纂し

加筆、再構成されたものだ。

 

一 わかれ

二 さびしさ

三 くるしみ

四 いのり

五 しあわせ

 

人生の苦しみや悩みに

寄り添い、励まし、慰め、

そして、前を向き、また一歩を踏み出せるように

そっと背中を押してくれる、、

そんな著者の人間への愛があふれんばかりの

言葉の数々である。

 

主婦のワタシにとっては、この文章が一番力が沸いた。

 

「夫婦の間、あるいは家庭というものは、夫と妻が、相当本気で全力投球で守ったり築いたりしなければ、持ちこたえられないもので、結婚生活の成就ということは、人間が全力を挙げて守るに値する難事業かもしれません。」

 

文章は、いつまでも誰かの心の中で生き続ける。