しばらく前の新聞に
学校での金融教育という記事が載っていた。
ちらっとしか見ていないので、詳しい内容までは分からないが
金融教育という名のもとに
どうも子どもたちに「投資」を教えるらしい。
おい、おい、おい、と突っ込みたくなった。
金融教育ってそういうこと?
この国では今、貯蓄から投資へ、、を合言葉に
政府と大手金融機関がいろいろと旗を振っているが
投資をする前に、学ぶことがもっといっぱいあるはず。
それなのに、年端もいかない子どもたちの
金融教育に「投資」だなんて、順番が狂ってないか?
生きていくために知るべきは
お金というものが、人生を破綻させる危険性があるという事実と
その魔の手が世の中のいたるところに潜んでいるということ。
もし、ワタシが学校で金融教育をするとしたら
まずは、以下のことをやる!
①複利の仕組み
②借金することの意味
③金利、利率、元金などの用語
④保証人と連帯保証人の違い
⑤多重債務
⑥カードの使い方
⑦リボルビング払いの危険性
⑨住宅ローン
⑩金銭貸借契約書
⑪家計管理
貯蓄だけではお金は殖えない。
投資することは、経済社会の中で意味のあることだろうと思う。
ワタシも、ちょびちょび株の売買をしたり
一日100円ずつ投資信託を買ったりする。
それでも、やっぱり、投資は、ギャンブルだと思っている。
学校で投資教育をするのなら
まずは、この世の中のお金にまつわる仕組みを教えるべきだ。
そして、それに最適の教科書がこの国にはあるではないか!
「ナニワ金融道」。
ワタシは、20代の時、友達に借りて読んだこの本で
漠然としたお金に対する考え方がいかに人生を狂わすかということを
勉強できた。
高校生くらいになれば、ナニワ金融道の内容をある程度理解できるはず。
社会に出る前に、これを読んでいるかいないかでは、大きな違いだ。
これを教科書指定にすべきだよね、、、
とはいえ、それが実現することは、、
文科省も金融業界も許すはずがないので
とりあえずは、わが子の金融教育にと
このたび、中古本だけど、ナニワ金融道を全巻買いそろえた。
家庭の医学 ならぬ 家庭の金融学だ。