お金で幸せは買えない、、とはよく言うけれど
現実は、やっぱりお金が必要。
だって貨幣社会だもの。
だから、学校を卒業するとたいていの人が
週5日40時間(本当はもっとたくさん)の自分の時間を差し出し
代わりにお金を受け取るという暮らしを始める。
そのお金で、まずは、生きるための衣食住を手に入れる。
それから、ちょっとおいしいものを食べたり
たまには旅行に行ったり、欲しいものを買ったりする。
さらには、車や家を手に入れれば
オー、イッツ ハッピーライフ!!
なんて思う人だっているかもしれない。
だけど、この手のハッピーライフにゴールがないことは
誰だって何となくわかっている。
幸せの価値基準を消費行動におけば
働く→消費→働く→消費→働く→消費・・・
のループをぐるぐると走り続ける未来が見える。
ハッピーの基準をどこにおくかは、人それぞれ。
今はよく、爆買いの動画なんかがあるけれど
物理的充足がその人のハッピーライフであるなら
それはそれでよしだし
働くことそのものにハッピーの価値を見出しているのなら
それはそれでありだと思う。
だけど、今の経済システムに自動的に飲み込まれてしまった人や
先の見えぬ未来に向かって、これから社会へ羽ばたこうとする若い人たちにとって
この本は、表紙のゆるい絵とは反して、とても刺激的だと思う。
著者の時間、労働、人間関係、衣食住、ライフスタイルを通して
自分だけのハッピーライフを作れそうな気がしてくる。。