いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

にわか職人

中学生の長男。

この1年、怒涛の勢いで

身長も伸び、体重も増えている。

 

入学前に誂えた制服は

成長を見越しての若干大きめのものだった。

 

入学式の時は、ぶかぶかだったのに

中1の半ばくらいには、ちょうどよくなり

中1の後半には、ズボンがすっちょんちょんになった。

 

さて、中2になった今

今度は、ズボンの腰回りが、キツキツになってきた。。

 

裾出しは、できたけど

腰出しは、わからないし、やったことないぞ(泣)

お店に頼めば、数千円の出費だ(泣泣)

 

が、次の瞬間には、すぐさまネットで検索である。

 

あっという間に、詳しい動画にいくつもヒットした。

これなら、お店に頼まなくても、自分で、できるかも。。

涙もすぐさま乾き始めた。

 

こういうとき、一昔前なら、即座にお店にお願いしてたところだ。

手先の器用さを必要とするようなものは

その道のプロの職人さんに頼むしかないと思い込んでた。

 

自慢じゃないが、ワタシは、かなりの不器用である。

だから、学校での家庭科の裁縫の時間が、とにかく嫌いだった。

上手にはできないし、時間内にはできないしで

器用な友達に手伝ってもらったりして、何とかしのいでいたものだ。

 

それでも、結婚してから

ズボンの裾上げや裾出しは

必要にかられて、まあ、何とかやってきた。

 

子どもの小学校入学グッズの

シューズ袋や体操服入れなども

めちゃくちゃ時間はかかったし

決して、上手とは言えないが

それでも、使えるくらいには、何とかなった。

 

そうして、思ったんだよね。。

見た目の美しさはさておき

不器用だって

時間さえかければ、何とかなるもんなんだなと。。

 

さらに、youtubeの出現で

プロの職人さんの知識や技術を

動画で見ることができるようになった。

 

動画を見ていると、自分でもやれるような気がして

見よう見まねで、にわか職人気分でやってみると

不器用ゆえの失敗もあるけど

作ること、それ自体に、夢中になった。

 

家で動画を見ながら

自分のペースでやってみる手作業。

お金はないけど、時間はたっぷりある

無職主婦のワタシにとって

今では、実益を兼ねた、なかなかに楽しいことである。