1年ほど前に飼い始めたメダカ。
先日、初めて、そのメダカの卵が孵化した。
小さな水槽で
小さな小さなメダカの赤ちゃんが
現在4匹、すくすくと育っている。
メダカの赤ちゃんの誕生に
これほど自分が興奮し、感動するとは思ってもみなかった。
卵が孵化したその日
夫や息子が帰宅するや否や
「メダカの赤ちゃんが生まれた!!」と報告し
ほ~ら、見て見て!!
と水槽を覗き込ませた。
生まれたばかりのメダカの赤ちゃんを
スマホで動画に撮り
その動画を母親のラインに送りつけた。
そして、今も、感動冷めやらぬってな感じで
暇さえあれば、水槽を覗き込み
小さなメダカの赤ちゃんの姿を、じーっと見つめている。
考えてみれば
命の誕生の瞬間に出くわしたのは
自分の出産以来かもしれない。
わが子が生まれた時も
暇さえあれば
わが子の顔をのぞき見
そのしぐさに一喜一憂し
写真をとり、ビデオを構えた。
そうして
小さな命が誕生し
命がただただ、そこにある、、
もう、それだけで、十分幸せだと思った。
目標とか、自己実現とか
主義とか、主張とか
偏差値とか、受験とか、就活とか
資格とか、職業とか、年収とか
年金とか、投資とか、イデコとか
政治とか、経済とか
宗教とか、民族とか
そんなこと、なーんにも関係なく
ただただ水の中を
すいすい泳いでいるメダカの赤ちゃんが
ほらほら、命ってこういうものなんだよと
教えてくれているような気がしている。