いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

ワタシの娘は、頭が、いい

「ワタシの娘、頭が、いいんです!!」

 

いきなり、そう言われて、度肝を抜かれた。

 

頭のいい娘を持ったその人は

息子と同じ中学の保護者である。

 

初対面のその彼女と

二言三言当たり障りのない

相手の胸の内探り合い的な会話を交わした後

いきなり、彼女の口から発せられた言葉に

始めは、耳を疑ったよね。

 

これ、本気か?冗談か?

だって、自分の身内を人に向かって褒めたりしないというのは

会話の鉄則だと思ってたから。

 

ワタシが、戸惑っている間に

彼女は、どんどん話を進める。

娘の頭の良さエピソードをいくつもいくつも

披露するのだ。。

 

彼女の話を聞きながら

本気だったことが分かって驚いた。

 

いや、それ以上に驚いたことは

話している彼女から

娘の自慢をしているという意識が欠落していること。

あまりに欠落しすぎていて

話を聞いているワタシの方も

自慢話を聞かされているとはちっとも感じなかったこと。

それより、なんだ、かんだ、面白おかしく会話が進んでいくことが

不思議なくらいだった。

 

ワタシは、昔っから女子的な会話が苦手。

ママ友もいない。

なので、子どもの学校の関係で

保護者とおしゃべりする(しなければならない)ときは

たいてい、ぐったり疲れる。

 

けれど、今回は、

久々に、ホント久々に楽しいおしゃべりだった。

 

さようならと彼女と別れた後、思った。

あーー、あの人って、頭がいいんだなあ~。。。

 

そうして、分かった。

そうか、そうか、、

あの人の娘だもの、そりゃあ、頭、いいよねえ。。