いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

マトリックスとモモ

先日、アマプラで映画「マトリックス」を見ました。

1999年のハリウッド映画。

キアヌリーブス主演の大ヒット映画です。

 

この映画、見たい見たいと思いながら

時はあっという間に流れ、気づけば、なんと、23年も経っていました。

23年も経つと、なんと、この映画を、自宅で、タブレットで、ネットで、無料で見られる世の中になっていました。

 

23年待った甲斐があったわ~などと、のほほんと

ネット社会の恩恵を受ける今という時代を生きていることに

ホクホクした気持ちで見始めたら

この映画「マトリックス」に何度もぼこぼこに打ちのめされてしまいました(泣)

 

人間が人間らしく生きるとは、、、

その問いを考えることをやめた時、人間はあっという間にシステムに飲み込まれてしまうのだと思います。

 

マトリックスを見ながら、頭の中に浮かんだのは

ミヒャエル・エンデの児童文学作品である「モモ」でした。

 

モモに登場する時間ドロボーは、いわゆる社会のシステムです。

人間の命とは、その人の持つ時間だと聞いたことがあります。

時間ドロボーは、命ドロボーと言い換えてもいいのかもしれません。

システムが、人間の生を阻む危険があることを常に忘れてはいけないのだと思います。

 

マトリックス」も「モモ」も、すでに不朽の名作だと思いました。