いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

気分は、手作り!?

先日、実家に帰ったら、軒先に干し柿が吊るされてた。

 

干し柿は、2年前、一度だけ、自分で作ったことがある。

そのときは、たまたま、渋柿をもらう機会があって、試しに作ってみた。

皮をむいて、ほんのちょっとの手間を加えて、吊るしておくだけで

なんとも甘い干し柿ができた。

 

干し柿は、お店で買うと、とても高い。

ワタシのおやつにするには、あまりに高級品すぎる。

とはいえ、自分で作ってまで食べたいとは思ったこともなかった

(ただのめんどくさがりともいう。。)

 

ところが、自分で作ってみて、干し柿が、こんなに簡単にできると知って

めちゃくちゃ感動した。

(ただで作れたことも感動の大きな要素になってる。。)

 

で、それに味を占めて

去年も干し柿を作ろうと思ってたんだけど

スーパーで売ってる渋柿の値段が高いことが発覚!!

干し柿を作る気などない手間を惜しむ人生を歩んできたので

渋柿の市場価格を知って愕然とした。

 

これじゃあ、渋柿一つの値段と干し柿一つの値段が一緒じゃないか(泣)

 

こうなると、がぜん、自分の生来の性格が本領を発揮する。

「作るより、買ったほうがよくね!?」となり、去年は作らなかった。

かと言って、値段の高い干し柿には手が出ず、去年は干し柿を食べずじまい。

 

で、今年こそは、干し柿を作ろうと思ってたのだが

今年もやっぱり、渋柿の値段が高い(泣)

 

そんなときに、実家の軒先で、吊るされた柿を発見したわけである。

70代の母が作っている干し柿を物欲しげに見つめるアラフィフ娘。

 

すると、母がこう言うではないか。

「まだ、食べられないけど、持って帰って、家の軒先に吊るしておいたらいいよ。。」

 

ワタシは、母が作ったほぼ完成品の干し柿をいそいそと持ち帰り、家に吊るした。

吊るしただけで、もう、今年は、すっかり手作り気分である。

2週間ほど干し、その間、毎日、柿の実を揉みながら、おいしくなあれ、おいしくなあれと、干し柿が出来上がるのを楽しみに待った。

 

そして、先日、干し柿は見事(?)完成。

毎日一つずつ、お茶請けとしていただいている。

 



母の干し柿をほおばりながら

来年こそは、ちゃんと自分で作ろうと誓うアラフィフなのでありました。