いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

プリンのイス

息子のクローゼットを整理してたら、プリンが出てきた。

いやいや、給食のプリンを隠してたわけではありません(当たり前)

サンリオのキャラクター、ポムポムプリン。

 

このプリン、古着屋さんで売られていた。

数年前、息子が、まだまだかわいい小学校の低学年の頃

たまたま行ったその古着屋さんで

このプリンを見つけた息子は、狂喜乱舞。。

買って、買ってとねだった。

 

たぶん、ゲーセンの景品の売れ残りかと思われるプリン。

この大きさ、この可愛さで、数百円だった。

ワタシは、どう考えても、お買い得だと思ったが

夫は、こんなのいらない、いらないと断固反対。

 

けど、結局、夫は根負けして、買ってあげたのだが。。

 

息子に、あれほど歓迎されて、我が家に迎え入れたというのに

数年後、気づけば、プリンはひとりクローゼットの中で静かに眠っていた。

 

なんだか、プリンがあまりにも不憫になって、ワタシは、リビングの椅子にドカンと

プリンを座らせてみた。

 

プリンの座った椅子からは、キッチンに立つワタシの背中が見える。ワタシが後ろを振り向くと、プリンが優しい目でワタシを見ていて、目が合った。穏やかなプリンの表情を見て、確信した。

 

うん、プリンは、ここに座ってもらうしかない。

 

その日、仕事から帰ってきた夫は

「なんで、ここにプリンがいるんだよお。。」と不満顔。

 

そうだった、夫は、この椅子を、ちょっと座ったり

ちょっとモノを置いたりする場所として重宝がっていた。

それをプリンに取られて、ややご立腹の様子。

 

プリンをどかそうとまではしないが

ときどき、プリンに嫌がらせをしているように思える。

 

こんな感じ👇

 

おお、かわいそうなプリン、、

主にこんな嫌がらせをされても、表情一つ変えないプリンを見ると

なおさらのこと、このイスは夫ではなく、プリンに座ってもらいたいと

強く思うのであった。