いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

白い長ーい友だち

数年前から、ぽつぽつと現れだした白髪が

ここ最近、勢いよく増えだした。

それも、なぜか、左側のこめかみに集中している。

 

日に日に関口宏化していく自分の頭を鏡で見ながら、思うこと。

それは、、

髪染めようかな、、ではなく

よしよし、このまま、どんどん白髪が増えて

はやくグレイヘアにならないかな、、ということだ。

 

白髪は、老けて見えると敵視されがち。

回りの同世代は、きれいに髪を染めている人が多い。

だけど、ワタシは、このまま自然に身を任せようと、思っている。

 

と、一見、かっこいいこと言ってる風だが

実のところは、次の二つを天秤にかけただけである。

①延々と続くかもしれない髪染めの手間に時間にお金

②周囲から老けてるねと見られる視線

 

そして、美容にこだわりのない美容ズボラーのワタシの天秤は

①<②だったというわけ。

 

どうあがいたって、白髪が増えていくのなら

白髪を敵にするより、味方にしちゃったほうが

気が楽だし、、

 

そうそう、ずいぶん昔に

テレビコマーシャルで

髪という字を分解して「髪は長ーい友だち」という

キャッチコピーの商品があったなあと思い出した。

 

白髪は、ワタシが死ぬその時まで

ずっとワタシのそばにいる長ーい友だち。

そして、その友だちは、増えこそすれ、減りはしない。

友だちが、ワタシの頭を白く染め

きれいなグレイヘアの完成形を作ってくれる日を

楽しみにしている。