いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

いじめの構造

ワタシの髪は、黒くて、硬くて、多くて、くせ毛。

なので、髪を切りに行くと

美容師さんに必ず

「髪が多いですね~」

「くせがひどいですね~」

「ボリュームがあって広がって大変ですね~」

と言われることしきり。

 

美容師さんのこれらの発言はもうすっかり慣れっこになっている。

そのうえ、なぜか自分まで奇妙なまでに同調して

「そうなんですよ~」

「まとまらないんですよ~」

「くせがひどいんですよ~」と言ってしまう。

 

先日もまた、美容室に行って同じようなことがあり

ふと気がついた。

なんで、自分まで一緒になって

自分の髪をけなしているんだろう。

 

ワタシの髪は、さらさらやつやつやとは程遠いし

見た目もごわごわしてるし

一見悪いとこばかり目につくけど

いいところだってある。

 

ボリュームがあるので、薄毛の心配はしなくてよさそうだし

年齢の割には、白髪が少ないほうだ。

ごわごわしてる髪は、言い換えればコシのある髪と言えるかもしれない。

(これはちょっと言いすぎか。。)

 

そんなことを考えていたら

これって、いじめの構造に似ているなと思った。

見た目の悪さや、人とはちょっと違ったところを

困ったものだとみなし

周りが、それはおかしい、だめだと言うと

自分は、たいして困ってもいないし

見た目もそう気にならないのに

なんとなく自分もそんな気になって

同じようなことを口にし始める。

 

自分で自分の髪の悪口を言ってる自分。

髪は何にも悪くないのにね。