8年前のアメリカ大統領選のことは、今でもよく覚えている。
アメリカ大統領選に格別の思い入れがあったわけではない。どうして覚えているかと言ったら、その日は、娘が足を骨折した日だったから。
学校からの連絡を受け、大急ぎで車で迎えに行って、それから病院に直行し、レントゲンを撮って、診察を受けて、さらにM R Iもすることになり、待っている間ずっと、アメリカ大統領選が映し出されている病院の待合室の大型テレビの前にいたからだ。
あの日、まさかトランプが当選するとは思わなかった。
娘が骨折するという自分に直接関係するショックと
海の向こうの国のまさかの大統領誕生というショックとがないまぜになって
今でもその日のことはありありと思い出すことができる。
あれから、8年たった今日。
朝から久しぶりにパンを焼いて
仕事の納品が済んでホッとして、本をちょっと読んで、
夕食には豚バラ肉をごろごろ入れた焼きビーフンを食べながら
録画していた大河ドラマ光る君へを見てた。
8年前には、ホームベーカリーを買うことも
文字起こしの仕事をすることも
もちろん、大河ドラマで光る君へが放送されることも考えてもなかった。
だけど、それより何より、トランプが再び大統領になるなど想像もできなかった。
ワタシのなんでもない1日と世界を揺るがすアメリカの出来事がないまぜになって、なんだかモヤモヤしている。