うちの子どもは
上は女の子で、下は男の子。
ふたりとも、好き嫌いが少なく、割と大食漢で
食べることに関して、親として困ったことはなかった。
しかし、女の子は、中学生、高校生ともなると
食べた分が、身長ではなく、体重として反映されがちになる。
娘も例外ではなかった。
昨日までもりもり食べていた大食い女子がある日を境に
あきらかに、それじゃ足りないでしょ!?というような食事量で
「もういい」とか
「あー、お腹いっぱい」とか
「お弁当のご飯が多すぎる」とか
「油物が多い」とか言いだし
ごはんをお替りしなくなり、お弁当を残してきたり
とにかく、家の料理にケチをつけ始めた。
とはいえ、やっぱりそれでは足りないものだから
コンビニでお菓子を買い食いしている。
あの頃は、ずいぶん、やになったものですよ。
そんな彼女もすっかり大人になり、働きながら今じゃ一人で生活している。
対して、男の子は、中学生、高校生の時期になると
食べた分が全て身長に持ってかれてるんじゃないの?てなくらいに背が伸びる。
長男も例外ではなかった。
中学生になって突然身長が伸び始め
それに比例して、さらに食も太くなり、また身長が伸び、さらに(以下同文)、、という循環に巻き込まれているので、彼は常に腹が減っており、量さえ確保しておけば、食事の不満を口にすることはなかった。
それよりなにより、自分と背が並び、背を越え、見上げる身長になっていく中学生の彼に、毎日せっせとご飯を食べさせるのは、ご飯を作る側にとっては、まるで、努力が(たいした努力でもないけど)すぐさま目に見える結果として表れるようで、ちょっと誇らしかったりもした。
そんな彼も高校生になり、今じゃ親元を離れての寮生活。
あと数年で身長の伸びも止まるだろう。
そうして食べた分が、身長から体重へと移行するようになり
気づけば、あのかわいかった息子もおじさんへの道をひた走るのだろうか!?
子育ての時間が残りわずかなんだなあ、、うれしいような、さびしいような。。