いのしし日記

ワタシノトリトメナイハナシ

あのスーツでいいんじゃない?

近々ちょっとした食事会の予定があり、そこそこちゃんとした服を着ていかねばならない。勤めの仕事をやめてもう15年になる。その間ずっと引きこもり主婦をやってきたし、その間これといった式に出席することもなかったので、スーツみたいなちゃんとした服を買うことなくここまで来た。

突然決まった今回の食事会。着ていく服をどうしようと焦っている。50代半ばに突入した自分に一体どのような服が似合うのか、長いこと服を買っていなかったらすっかりわからなくなってしまっている。今どきの服はどんなものかとネットでゴソゴソ調べていたら、夫がそれを覗いてこう言った。

「あのスーツでいいんじゃない?」

夫が言うあのスーツとは、20年前、ワタシが転職しようと思って面接に来ていくために買った服である。そして、そのスーツを最後に着たのは13年前、娘の中学校の入学式だ。物は良いが、デザインはもちろん今どきではない。それを着ていけばいいと夫は言うのだ。

あのスーツを、あのスーツをだと?

沸々と怒りが込み上げてきた。なぜなら、夫はつい最近スーツを新調したばかりで、食事会にはそのスーツを着て行こうと嬉しそうに言っていたからだ。自分は新しいスーツで行くが、ワタシには20年前のスーツでいいんじゃないかとのたまった。

絶対に新しい服を買ってやると心に誓った。