お風呂はいつも最後に入る。
家族が入り終えた後、一番最後にお風呂に入るのはワタシだ。遠慮しているとでも思っているのか、夫はときどき「自分が最後に入るから先にどうぞ」と気を利かせたふうに言ってくることがある。冗談じゃない、ワタシはお風呂には最後に入りたいのだ、邪魔をするでない。
なぜ一番最後のお風呂がいいのか、それは浴室に入ってすぐジャボンと湯船に入れるからである。次に誰かがお風呂に入るとなると、体も頭もしっかり洗って最後に湯船につかることになる。けれど、一番最後のお風呂なら、もちろん次に入る人は誰もいないので、適当に体を流したらすぐさま湯船につかっても差し支えない。
湯船でしっかり温まって、しばしぼーっとする。毛穴もしっかり開いたところで、さあそろそろ洗うとするかなと湯船から上がり、体を洗い流してお風呂時間を締める。このやり方がワタシは好きなのだ。そうすると、お風呂は一番最後が最適解ということになる。
ここのところ、夕方になると自分の髪の毛からなんだか嫌な臭いがする。これは何だろうとジェミニに尋ねてみると、加齢臭ではないかというお答えをいただいた。確かに、ここまで加齢したのでそういうこともありうる話だ。そこで、ワタシはひらめいた。一番最後風呂でヘッドスパをしてみようと。
大した話ではない。湯船につかったら、体だけでなく頭もつけてみるだけのことである。耳に水が入らないように用心しながら、湯船の中でずるずると寝そべって頭を浮かべる。そして頭皮を我流でマッサージする。これが、もうめちゃくちゃ気持ちがよかった。翌日からは気のせいか加齢臭らしきものも感じなくなった。すっかりはまって、一番最後風呂でのヘッドスパがルーティン化しつつある。
けれど、たまに一番風呂に入ると、やっぱり一番風呂が一番だと湯船につかって満足している自分がいたりする。つまり、お風呂はとにかくいいってことだ。