いのしし日記

ワタシノトリトメナイハナシ

町内会をやめない理由

今年4月に回ってきた町内会の回覧板で、名簿からまたひとり名前が消えていた。この町内に引っ越してきて10数年、この間、ひとり、ふたりと名前が消えていっている。

町内会をやめたくなる気持ちは、はっきり言ってよくわかる。町内会費は払わなきゃならないし、休日の朝早くから公園の一斉清掃やごみ当番がある。有無を言わさず数年に一度班長が回ってくる。これって税金を使うべきでしょと言いたい公共の部分を町内会費でまかなっていることにも納得がいかない。近所に住んでいるとはいっても、つきあいはほぼないので、町内会で集まるときはなんだか気まずい。やめたい理由はたくさんある。

それでもなんだかんだ言ってやめないのは、公園を掃除し終わった後はいい気分になるし、ごみ当番で各家庭から持ち込まれる大量の不燃ごみや資源ごみを仕分けするのはやってみると案外楽しかったりする。それも年に1,2回のことだし。うちの町内会は、おそらくほかの町内会と比べると拘束力はゆるゆる。良くも悪くも、来る人拒まず去る人追わず。性善説で運営されている組織に属するのはそう悪くない。

タイパやコスパで考えれば、町内会に入らないという選択は合理的なのかもしれない。けど、ワタシの場合、そうして省いた無駄も、どうせ別の無駄に移行するだけ。ならば、自分の時間とお金を公共のために使っている(わずかなのに)とうぬぼれることができ、一瞬でも自分が善い人かもしれないと勘違いする機会を割と簡単に得られる町内会に入っている方が、タイパ的にもコスパ的にもよい気がする。実は、そんなよこしまな気持ちで町内会をやめないのかもしれない。