いのしし日記

ワタシノトリトメナイハナシ

ちっちゃい背中が教えてくれたもの


1才7ヶ月になる息子の最近のお気に入りの本
「おおきなかぶ」

おじいさんが植えたかぶがとっても大きくて
ねこやねずみまでやってきて、みんなでかぶをぬくというおはなし。

この有名すぎる本を1日に何度も携えて私のところへ
やってくる息子
膝にちょこんとすわり、同じ言葉の繰り返しのこの本を
まるでラップのリズムにでもあわせるかのように
体を揺らしながら、楽しそうに聞いている

いつの頃からだろう、こんな楽しい読書が純粋にできなくなったのは。

自分のためになるものを、本の中から少しでも得るものを、、と
欲張りな読書をするようになったのは。

本の中に教訓めいたものを、目を凝らして探すようになったのは。

ただの娯楽のはずの小説だって、小気味のいい批評でも
しなくちゃいけないかのような義務感を抱えながら
読書をするようになったのは。

いつの頃からだろう、本を読んでいる、今、このときを大切にできなくなったのは。

無垢で無欲で純粋な、読む楽しさに満ちあふれた、そんな読書を
息子の小さな背中が、思い出させてくれた気がします