思想
最近、こういう本や 家で死のう! 作者:萬田 緑平 三五館シンシャ Amazon こういう本を うらやましい孤独死――自分はどう死ぬ?家族をどう看取る? 作者:森田 洋之 フォレスト出版 Amazon 読んでいると 夫が不機嫌そうにこう言うのだ。 「あのさあ、なんでそん…
檻のなかのダンス 作者:鶴見 済 太田出版 Amazon 当たり前を疑う、、と言っても 日々の生活にどっぷりつかっていると 一般的とか常識とか そんな社会やシステムに都合のよい 固定観念にがんじがらめにされ 何が当たり前なのか、疑うことも忘れてしまう。 こ…
ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論 作者:デヴィッド グレーバー 岩波書店 Amazon 無職無収入なので、本は、なかなか買えない。 だから、たいてい図書館で借りて読む。 それでも、時々、どうしても 買いたい本がある。 それは、ずっと手元にお…
「ワタシの娘、頭が、いいんです!!」 いきなり、そう言われて、度肝を抜かれた。 頭のいい娘を持ったその人は 息子と同じ中学の保護者である。 初対面のその彼女と 二言三言当たり障りのない 相手の胸の内探り合い的な会話を交わした後 いきなり、彼女の口…
私の財産告白 (実業之日本社文庫) 作者:本多 静六 実業之日本社 Amazon 本を読んでいると 「この本、、若いときに読みたかったなあ。。」 そんなふうに思う本にときどき出会うことがある。 この本は、まさに、その1冊。 著者は「日本の公園の父」と呼ばれる…
連休明け。 息子の通う中学校で 「体調不良者」が続出中らしい。 先日から、学校のお知らせメールが 頻繁に入るようになった。 「〇年〇組、〇月〇日まで学級閉鎖」 「部活動は、本日から〇日間活動停止」 さて、不思議なことに 学校からのお知らせには「コ…
「スイートピーが咲き始めました」 先日、母から、写真付きのラインが送られてきた。 ワタシの母は、花や野菜を育てるのが、とても好きらしい。 登山家が、そこに山があるから山に登るのだ、、みたいに 母は、そこに土があるから種を蒔くのだ、、という感じ…
子どもの頃、友達同士で よくこんなことを言いあってた。 「次に生まれてくるときは、男と女、どっちがいい?」 (今だったら、ジェンダー的に問題かも。。) 現世が女だから、次は男も経験してみたいかな、、と言う子もいれば いやいや次も女がいいよ! と…
LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる 作者:ケイト・マーフィ 日経BP Amazon 会話が苦手。 話すのも、聴くのも、下手。 これを、コミュ障で片付けてしまえれば どんなに楽かと思う時がある。 けど、生きてる限り、ことはそんなに簡単にすまされない。 …
春。 花が咲き、新緑がまぶしく、命の芽吹きを感じる季節。 4月。 新学期、新学年、新しいクラス、新しい友達 新しい職場、新しい同僚。。 新しさ満載の月。 このすがすがしい季節の只中 我が家では、一年で一番、グチの嵐が吹き荒れる。 環境の変化は、人間…
マイナンバーカード、作るか否か いまだに決められずにいる。 マイナカードを持ってないと、投票できない、とか マイナカードを持ってないと、車の運転ができない、とか マイナカードを持ってないと、役所の手続きができない、とか マイナカードを持ってない…
ヤマザキマリの人生談義 悩みは一日にしてならず 作者:ヤマザキ マリ 毎日新聞出版 Amazon 本著は、毎日新聞「人生相談」の回答者である著者の これまでの掲載分がまとめられている。 ワタシは、毎日新聞の購読者。 新聞記事には、目を通さない日はあっても …
フルで働いていた仕事をやめ 今は、社会的「無職」主婦生活を営むワタシ。 無職主婦生活を始めたころ よく、こんなことを聞かれた。 「昼間、何やってんの?」 そうして知った。 正直に 「日がな一日家にいるよ~」 と言ったら 「暇じゃない?」 「退屈じゃ…
今年1月に1次試験を 2月に2次試験を受けた英検3級に 中1の息子が合格した。 彼が通っている英語教室では 中1での英検3級取得が目標になっている。 3級って、中学卒業レベルだし 教室に通っているとはいえ 宿題もせず、先生にしょっちゅう叱られている息子が …
春、、門出の季節。 卒業式や入学式、子ども達が新たな一歩を踏み出していく。 30数年前の春、今やアラフィフのワタシにも、もちろん、そんな季節が訪れていた。 高校を卒業し、大学生となった。 入学した大学は、自分の実力よりも偏差値の高い国立大学。 な…
かれこれ、20年以上前 夫と二人、地元に新しくできた居酒屋に行ったときのこと。 案内された席に、ぎょっとした。 横並びに座る二人分の座席 その正面は、手をちょっと伸ばせば、すぐそこに、壁。 今では、この田舎町でも カフェが増え、ひとり飯をする人も…
学校の先生が、足りないらしい。 最近では、自治体の教員採用試験の倍率は、どんどん下がっていて 量だけでなく質も不安視されているらしい。 バブル崩壊で、国が貧乏になったから、教育予算削っていいんじゃね? 少子化で子どもがいないんだから、教員も少…
朝起きたら、ラジオをつける。 ラジオを聴きながら、朝のルーティンが始まる。 朝はまだ、体も頭も半分眠った状態なので ラジオの音は、ほぼBGM状態。 そこから発せられている情報は、たいてい右から左へと流れていくのだが 今朝は、違った。 聞こえたき…
年収90万円で東京ハッピーライフ 作者:大原扁理 太田出版 Amazon お金で幸せは買えない、、とはよく言うけれど 現実は、やっぱりお金が必要。 だって貨幣社会だもの。 だから、学校を卒業するとたいていの人が 週5日40時間(本当はもっとたくさん)の自分…
息子の通う中学校でも ぽつぽつとコロナの感染者が出ているらしい。 先日は、同じクラスの子が感染したらしい。 らしい、らしい、、というのも 学校からは正式な連絡はないから。 情報は、子ども達の間で、漏れ聞こえてきたものだけれど 信憑性が高いものば…
スキーに行ったのは、これまで1度きり。 高校の修学旅行で、有無を言わさず連れていかれた。 そして、これが、多分、ワタシにとって生涯最初で最後のスキーだ。 学校の体育はわりと得意なほうだった。 中学までは、部活はバレーボールをやっていたし ときに…
とても面白い構成の本。 まず、何といっても、序章が長い。 全221ページ中、なんと60ページがプロローグ。 多くの本で、序章には、たいてい、本が出版されるにいたったいきさつとか 本に対する著者の思いとか、本題に入る前の軽いあいさつ的なモノだと思う。…
内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法 (講談社+α新書) 作者:スーザン・ケイン 講談社 Amazon この本を手に取るのは、自分を内向型人間だと思っている人で そのことで、悩みを抱えたり、生きづらさを感じていたりしている人ではないだろうか。そして、…
若い若い年端もいかない子どもたちが 何かのたびに感謝の言葉を真っ先に口にするようになったのは いつの頃からだろう。 例えば、最近では、スポーツ選手が競技後のインタビューで 結果への感想や自己評価を言う前に 何が何でもという感じで真っ先に周囲への…
「他人」の壁 (SB新書) 作者:養老 孟司,名越 康文 SBクリエイティブ Amazon 解剖医である養老先生と 精神科医の名越先生という著名な二人の対談本。 面白くないわけがない。 序章「「他人」をわかりたがる現代人」で 他人を理解できるという現代人の思いこみ…
あなただけじゃないんです 作者:瀬戸内寂聴 自由国民社 Amazon 俗世のいろんな悩みに著者が答えていくというスタイルの本。 「ワタシだけじゃないんだな」と思えることがたくさん。 一見深刻な悩みも、痛快な回答に逆にホッとさせられるのは 寂聴先生の言葉…
「自分」の壁(新潮新書) 「壁」シリーズ 作者:養老孟司 新潮社 Amazon 「自分」とは、いったい何だろう。 本当の自分、なりたい自分、いやな自分、好きな自分。 自分は一人でありながら一人ではないはずなのに 個性とかアイデンティティとか言われれば 自…
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール 作者:ビル・パーキンス ダイヤモンド社 Amazon 人生にお金は必要だ。 多くの人は、お金があれば、多くの苦難を避けることもできると思っているし お金があれば、幸福な人生が送れると思っているし お金が…
年末年始の忙しさにかまけて 顔のお手入れをさぼっていたら あっという間にシミが浮き出てきた。 美容というものには、昔からあまり興味がない。 自分の中で一時的にブームになるモノの 基本的に髪にも化粧にも無頓着な人間だ。 若いときは、まあ、それでも…
生きるための日本史 作者:安冨 歩 青灯社 Amazon タイトルに「日本史」と掲げながら、帯には「私の世界史」とある。 安冨先生の生み出す文章は本当に面白い。 さまざまな事象から独自の仮説を立て、論拠を示し、結論に向かっていく 文章さばきは、帯の写真が…