いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

甘納豆

緊急事態宣言による外出自粛で
多くの人が家庭で料理を楽しむようになったらしい。
普段なら時間がかかる料理を
みなこぞって楽しんでいるのか
特にお菓子づくりの材料が
スーパーから消えてしまった。
小麦粉や強力粉、ベーキングパウダーにドライイースト
それから、バターなんかも。

みんなお菓子づくりを楽しんでいるんだなあと思うと
無い物ねだりの根性がにょきにょきと顔を出す。

家でお菓子づくりなんて
材料代はかかるし、洗い物は増えるし
時間はかかるうえ、出来上がったものがおいしいという保証もないんだから
お菓子は買って食べるのが一番だと思っているこの私も
なにか作りたくなってしまった。

とはいえ、ケーキ類やクッキーなどは
キッチンが汚れる上、洗い物が面倒だし。。
バターで手はぎとぎとになるし。。

市販の甘納豆をつまみながら、つらつら考えていたら
名案を思い付いた。

そうだ!!甘納豆を作ろう!!

私は、子どもの頃から、甘納豆が大好きだ。
こんなに大好きだというのに
なぜこれまで甘納豆を自分で作ることを思いつかなかったのだろう。。
痛恨の極みである。


手作りとはいえ、材料は少ないし、手は汚れないし、洗い物は少ないのに
なんかちょっと手間暇かけて手作りしましたという
自己満足感に浸れそうなどという邪念も浮かぶ。
もう、甘納豆を作るしかない!!

おとといから作り始め、といっても、砂糖みつのなかに浸すのが主な仕事なのだが、、
そしてようやく今、砂糖みつを一杯に吸い込んだ小豆をバットに広げて乾燥させている途中。。
あとは、カラカラに乾燥するのを待って、グラニュー糖をまぶすだけ。

早く、乾かないかなあ、、と覗き込むごとに
生乾きの甘納豆をつまんでしまう。。。
あーーー。おいしい。。

おっと、まずい。
こうやってつまんでいたら
甘納豆ではなく、あんこを作ったことになってしまう。

人生初の手作り甘納豆ができあがるまで
もうしばらくの辛抱だ。
うーーん、楽しみ。