いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

窓側の席

遠い、遠い、学生時代

教室の中の特等席と言えば

そりゃあ、もう、窓側のいちばん後ろの席。

 

毎月席替えの時には、くじを引くたび

ドキドキしていた。

憧れの席につける確率は、だいたい40分の1。

その席に座れた記憶はほぼない。

 

さて、そんな私のあこがれの特等席に

なんと、今、わが息子が座っている。

中学校の教室の窓側いちばん後ろの席。

 

なんともラッキーボーイであるはずの彼が

先日、学校から泣いて帰ってきた。

 

「か、花粉が~~」

 

13歳にして花粉症歴10年の息子。

彼の鼻は、その日1日でモノの見事に詰まり

目は真っ赤になって、かゆみの絶頂。

 

今の学校の教室は、コロナ対策で、年中開けっ放しらしい。

ゆえに窓側の席は

夏は、熱風が

冬は、寒風が

直接吹きあたる。

 

暑さ、寒さが落ち着き、ホッとしたのも束の間

春や秋の季節になると

今度は、窓から、花粉が。。

 

かつての憧れの席は、いまや地獄の席らしい。