いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

キミはそれに耐えられるか?

小学一年の息子が、今年に入ってから
ときどき学校に行くのをしぶるようになった。
「もしや、いじめでは?」と少し心配になっていたところ
タイミングよく授業参観があったので
行ってみることにした。

教室を覗いた途端、ピンときた。
これぞ、母の勘である!?

参観が終わった後、息子と一緒に帰りながら
「ねえ、隣の女の子でしょ?」と聞いてみた。
途端、彼は、ばれたか!とばかりに
はずかしそうな、そしてちょっとホッとしたような
顔をした。

息子の隣の席の女の子は
とても元気のいい女の子なのだ。
体も元気だが、口の方も元気。
内弁慶の息子にとっては
もっとも苦手とするタイプなのだ。

彼女は、もじもじする様子の息子の態度を
逐一把握しては、あれこれと注意しているようなのである。

しかし、息子も男。
女の子にやり込められてるから
学校に行きたくないとは
言いたくなかったのだろう。
小さなプライドとして。
だから、言い出せなかったことを
わかってもらったから、ホッとした表情をしたのだと思う。

それ以来、息子は隠すことなく、そしてちょっと楽しみながら
彼女のことを話してくれるようになった。
今日もまた、怒られたよ。。とか
授業中にちゃんとしているかチェックされたよ。。とか。

光景が目に浮かび、思わず笑ってしまうと
息子は真剣な顔でこう言った。
「ねえ、ママはこれに耐えられる?
◯◯ちゃんは、大人みたいなんだよ!!」

どうして大人なのかと尋ねると
「だって、大人はいつも怒ってるでしょ。。」

どストライクの息子の一言に
うっ、言葉が詰まる。

怒ってばかりの大人がいつもそばにいるなんて
確かに、耐えられないよなあ。。