無職無収入なので、本は、なかなか買えない。
だから、たいてい図書館で借りて読む。
それでも、時々、どうしても
買いたい本がある。
それは、ずっと手元においておきたいと思う本だ。
1度読んだきりで本棚に並べられるだけかもしれないが
それでも、手元に置いて
自分の一部がその本でできていることを確認したいのだと思う。
「ブルシット・ジョブ」デヴィッド・グレーバー
3700円+税という、普段では買うのに躊躇する値段の本を
それでも買ったのは
この本のタイトルが、帯が、訴えかけてくるものに
抗えなかったから。
本著では
これまで多くの人が感じていたのに
なかなか言語化できなかった
社会への仕事への違和感を
モノの見事に説明してくれている。
新自由主義というシステムが
人々をどんどん蝕んでいる。
人間にとって、大切なものは何か
私たちは、どのような未来へ進むべきか
そのことに真に向き合うべきだとの
グレーバーからのメッセージを
大切にしたい。
買ってよかった1冊。