いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

社会・政治

東京ラブストーリーの罪

先日、アマゾンミュージックで90年代のJ-POPを聞いていたら 小田和正の「ラブストーリーは突然に」が流れてきた。 うわっ、懐かしい。 この曲といえば、もう、これに決まっているではないか。 そう、フジテレビ、月9ドラマ「東京ラブストーリー」である。…

選択と集中の罠

今年1月分の電気料金の請求を見て ぶったまげた。 えっ、えっ、えっ、、 どういうこと?? 去年の1月分の7割増し!! 我が家史上、最高の電気料金。。 最高という言葉が、こんなにいやなことなど初めてかもしれない。 今年は、そんなに電気使ったのか、、 も…

血液型別役割分担

さて、前回に続き、血液型の話。 前回のブログは、これ kareiko.hateblo.jp 夫 A型 ワタシ B型 娘、息子 O型 と、血液型がバラバラの我が家。 家族それぞれの性格は 血液型の性格の特徴に結構当てはまっている。 A型の夫は、几帳面。器用できれい好き、掃除…

「貧乏物語」河上肇

貧乏物語 (岩波文庫 青132-1) [ 河上 肇 ]価格: 792 円楽天で詳細を見る 現代語訳 貧乏物語 (講談社現代新書) [ 河上 肇 ]価格: 880 円楽天で詳細を見る 最近、年代物の本を読むことにはまっています。 目も頭も根気もどんどん衰えているのを感じる今日…

「竹中平蔵 市場と権力「改革」に憑かれた経済学者の肖像」佐々木実

竹中平蔵 市場と権力 「改革」に憑かれた経済学者の肖像【電子書籍】[ 佐々木実 ]価格: 990 円楽天で詳細を見る 非正規雇用、派遣労働を広げ 郵政民営化を推し進め 露骨な新自由主義を日本に広めた張本人 「竹中平蔵」の半生が 関係者の証言をもとに描かれた…

「失敗の科学」マシュー・サイド

失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織 作者:マシュー・サイド ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 失敗は、なぜ起こるのか。 失敗は成功の母、、という。 医療業界では、母(=失敗)を 無意識的に葬り去る何とも恐ろしいシステムがあり…

お金を欲しいのは、誰だ?

昨年、祖母が亡くなった。 葬儀の時、お寺との打ち合わせで 戒名の話が出た。 「院号だと、50万円です!!」 ワタシの心の中の第一声は、こうだった。 「おっと、値上がりしてるじゃん!!」 10年前、父が亡くなった時 院号は30万円だった。。 10年で20万円…

「ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論」デヴィッド・グレーバー

ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論 作者:デヴィッド グレーバー 岩波書店 Amazon 無職無収入なので、本は、なかなか買えない。 だから、たいてい図書館で借りて読む。 それでも、時々、どうしても 買いたい本がある。 それは、ずっと手元にお…

「絶望の裁判所」瀬木比呂志

絶望の裁判所 (講談社現代新書) 作者:瀬木 比呂志 講談社 Amazon このところ、続けざまに、絶望的判決が続いている。 ①6月20日 同性同士の結婚を認めないのは憲法違反だとして 国に損害賠償を求めた裁判 →合憲判断、賠償請求棄却(大阪地裁 土井文美裁判長)…

固定電話、いる? いらない?

自宅の固定電話にかかってくる電話を ほぼとることがなくなったのは いつからだろう。。 友達、親戚など、近い関係の人からの電話は ほぼダイレクトで携帯電話ににかかってくる。 なので、今や、固定電話にかけてくるのは 営業電話、怪しい電話、迷惑電話の…

8分の7

昨日、娘の大学授業料の引き落とし口座に 今年度、前期分の授業料を振り込んだ、 大学授業料は、毎年2回、前期と後期に分けて納付。 4年でフツーに大学を卒業すれば 2×4=8 在学期間中、計8回授業料を納付することになる。 娘は、今年、大学4年生なので …

歯槽膿漏の教訓

歯ぐきから膿が出た(泣) 歯並びが悪くて、歯周病持ち。 磨き残しがあれば、歯茎の状態はすぐに悪くなる。 悲しいかな、最近では、加齢も影響しはじめて 疲れや寝不足、ストレスなどで あっという間に、歯茎の状態が悪くなる。 歯周病で、歯を失うのが怖す…

「地方メディアの逆襲」松本創

地方メディアの逆襲 (ちくま新書) 作者:松本創 筑摩書房 Amazon 昨夜のニュース番組は、東京の電力逼迫のニュースで持ち切りだった。 今回もそうだが 例えば、東京に雪が降る、東京に台風が来る。。 こういうとき、地方に住むワタシは、うんざりする。 東京…

大いなるつけ

ロシアのウクライナ侵攻や 収束の気配をみせない新型コロナウィルスが これまで、分かっていながら どこかで見て見ぬふりをし 先送りをし、放置し やり過ごしてきた問題を ワタシたちの目の前に突き付けている。。 日本という国が エネルギー資源がなく 食料…

「2040年の未来予測」成毛眞

2040年の未来予測 作者:成毛 眞 日経BP Amazon 2040年、世界は、日本はどうなっているか。 テクノロジー、経済や社会保障、生活、災害について 論じられている。 章ごとに、関連する話題を それぞれ2、3ページでまとめてあり 非常に読みやすい。 テクノロジ…

「その「グローバル教育」で大丈夫?」ヤマザキマリ・小島慶子

その「グローバル教育」で大丈夫? 作者:ヤマザキマリ,小島慶子 朝日新聞出版 Amazon 「詰め込み教育」がまずいって言うから 「ゆとり教育」をやってみた。 でも、あんまりうまくいかなかったから、次はどうしようっかあ。。 そうだ、グローバル教育とか、か…

姓と名と制度

名前は、姓と名でできている。 家の名である姓と 自分固有の名である名。 名前を姓と名で表して 個人をどこそこの誰だと特定する。 〇〇さんちの△△ちゃん、てな感じ。 名前は、社会的には、個人を識別するための記号。 誰かと誰かを区別するためには その人…

声の大きい人

構成員が意見を出し合い、組織にとって最良の意思決定をする。 つまり、自分たちのことを自分たちで話し合って決めること。 それを民主主義というらしい。 日本は民主主義国家ということになっているので 私たちには、子どもの頃から、いろんな話し合いの場…

うそをつく

昨日のことである。 学校へ向かった後の、中学生の息子の部屋に入ると 机の上が、取っ散らかっていて いつのものだかわからないプリントがてんこ盛り。 保護者あてのプリントがあるんじゃないかと プリントをごそごそと探っていたら とあるモノが出てきた。 …

緑茶

ご飯とみそ汁が定番の我が家の朝ごはんの飲み物は たいてい、麦茶か水。 だけど、冬の季節だけは、緑茶を入れる。 カテキン効果でかぜ予防ということもあるけれど やっぱり、温かい緑茶を飲むと 寒い朝の冷えた体を芯から温めてくれる。 ホットのコーヒーや…

加害者も被害者

子育てをしていて、ハッとするときがある。 良くも悪くも、自分が育てられたように子育てをしているということ。 自分にとってのうれしかったことも 自分にとっての悲しかったことも 自分にとっての楽しかったことも 自分にとっての悔しかったことも 自分の…

「僕たちの洗脳社会」岡田斗司夫

ぼくたちの洗脳社会 (朝日文庫) 作者:岡田 斗司夫 朝日新聞社 Amazon 20年以上前のこの本を最近になって、初めて読んだ。 20年前の著者の考察が的を射たものであったことが、いまさらながらよくわかる。 というか、今だからこそわかる。 ネット社会の出現に…

「孤立不安社会 つながりの格差、承認の追求、ぼっちの恐怖」石田光規

孤立不安社会: つながりの格差、承認の追求、ぼっちの恐怖 作者:光規, 石田 発売日: 2018/12/13 メディア: 単行本 現代の日本社会における人とのつながりは 「選択的関係」が主流となっているそうだ。 かつて主流だった血縁や地縁による人とのつながりは こ…

「ゲーム・ネットの世界から離れなれない子どもたち」吉川徹

子どものこころの発達を知るシリーズ10 ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち: 子どもが社会から孤立しないために (子どものこころの発達を知るシリーズ 10) 作者:吉川徹 発売日: 2021/01/27 メディア: 単行本 ゲームやネットと子育てを絡めた本…

「アンダークラス2030」橋本健二

アンダークラス2030 置き去りにされる「氷河期世代」 作者:橋本 健二 発売日: 2020/10/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) 日本の未来は、氷河期世代の未来である。 氷河期世代の暮らしが、この国を形作ることになる。 氷河期世代とは、バブル崩壊直後に就…

「学歴分断社会」 吉川徹

学歴分断社会 (ちくま新書) 作者:吉川 徹 発売日: 2009/03/01 メディア: 新書 ワタシの人生の岐路は、高校時代だと思う。 それは、よい意味でも悪い意味でもある。 進学した高校のおかげで学歴を得て、進路は開けたのだが 同時に、自分の生きる世界にずっと…

「原発難民」 烏賀陽弘道

原発難民 放射能雲の下で何が起きたのか (PHP新書) 作者:烏賀陽 弘道 発売日: 2012/11/05 メディア: Kindle版 この本を手に取ったのは 今年が東日本大震災、そして、福島原発爆発事故から10年という 節目の年だったからだ。 あれから10年、言葉で言うのは簡…

「世界標準の戦争と平和」 烏賀陽弘道

副題には「初心者のための国際安全保障入門」とある。 政治絡みの本、ましてや国際安全保障について 素人にわかりやすく解説してある本に ワタシは、今まで出会ったことはなかった。 初心者のための。。とは書いてあっても 専門家の使う言葉は、たいてい素人…

「現代の貧困」岩田正美

現代の貧困―ワーキングプア/ホームレス/生活保護 (ちくま新書) 作者:岩田 正美 発売日: 2007/05/01 メディア: 新書 まえがきを読んで、いきなり頭をガツンと殴られた。 『貧困は人々のある生活状態を「あってはならない」と社会が価値判断することで 「発見…

「転落の記」 本間龍

転落の記 作者:本間 龍 発売日: 2012/01/20 メディア: 単行本 著者の本間さんを知ったのは、youtubeチャンネル「一月万冊」である。 温厚でいかにも人の好さそうな印象とは裏腹に、歯に衣着せぬ言葉で痛烈な批判をする著者。その動画内で、時々、逮捕された…