いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

伸ばして、切って、また伸ばす

50になったら髪を切ろうと決めたのは

48のとき。

 

後ろで一つに束ねれば、何とかなってしまう楽ちんさと

ショートヘアに比べ

断然、美容院に行く回数が減るのをいいことに

惰性的に続けてきてロングヘア。

そこに、ぽつぽつと白いものが出現し始めた。

 

ロングヘアに、ロング白髪。

いやいや、ショート白髪も混じっている。

おまけに、後ろで一つに束ねたヘアスタイルは

ぼやけ始めた顔の輪郭を露にさせる。

 

鏡に映る自分が、どんどん老けていく。

恐ろしい~~。

 

そこで、考えた。

ショートヘアにすれば

白髪もちょっとは目立たなくなるかも。。

輪郭も隠れて、ちょっとは若く見えるかも。。

 

自分で思いついた、自分の50歳記念イベントに

興奮するワタシ。。

50になるのが、待ち遠しいわあ。。

 

で、待ち遠しくて、待ちきれなくて

49で髪を切った。

 

久しぶりにショートになったワタシと対面。

えっ、えっ、

思ってたのと違う。。

全然、変わってない。。

ただ、髪が短くなっただけじゃん。。(当たり前だ)

 

子どもの頃から、30代まで

ワタシは、ずっとショートヘアだった。

白髪もなく、肌だってパンパンだったショートヘア時代。

 

そうだ、ワタシは、どこかで思ってたのだ。

髪を切れば、若かったころの自分に会えるはずだと。

 

だけど、会えたのは、短い髪の49のおばさんだったというわけ。

 

そうして、なんだか、がっかりして

50になって、また、髪をせっせと伸ばしている。