砂糖はどちらを使いますか?
うちの母と義母は、白砂糖。
ワタシは、きび砂糖。
ずいぶん前、精製された真っ白な砂糖が体に悪いと話題になったことがあった。
それ以降、ワタシは白砂糖を買わず、きび砂糖を買うようになった。
なので、母や義母が白砂糖をどっさり使って料理するのを見るたびに
それって、まずくない?と思っていたが
あるとき、ふと気がついた。
ワタシは、きび砂糖を使うことで健康志向を気取っているだけ。
中身はちっとも伴っていないのではないか?
なぜかと言えば、料理にきび砂糖を使ってはいても
それ以上に、加工品を食べているから。
クッキー、せんべい、チョコレート。
コーラ、アイス、ケーキなどなど
毎日、砂糖のたっぷり入った加工品を口にしている。
対して、母や義母は、ワタシほど甘い物を食べていないように見える。
ということは、ワタシのほうが白砂糖を多く摂取している!?
母や義母は、白砂糖を使った甘い料理で、甘味に十分に満足しているので
加工品の甘さをそれほど求めずにすむのか!?
片やワタシは、きび砂糖をせこせこと使って、ぼんやりとした甘さの料理に
体が満足せず、加工品の突き抜けた甘さを求めているのか!?
白砂糖を使いこなす母と義母は、料理上手。
きび砂糖を漫然と使うワタシは、料理下手。
料理上手は、甘さを上手にコントロールできるのかもしれない。
そう言えば、亡くなった祖母も、料理が上手だった。
思えば、大量の白砂糖を消費しながら料理していた気がする。
そして、そんな祖母の家のテーブルの上にあったおやつは
クッキーやチョコレートやせんべいではなく、黒砂糖だったと思いだした。
祖母は101歳で天寿を全うした。
こう考えると、ワタシのほうが不健康っぽいぞ。
彼女たちに完敗かも。