いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

うしのお話

たいへん大きなニュースとなった、牛の口蹄疫問題。

このニュースで私がビックリしたのは、この「口蹄疫」という伝染病ではない。
この日本で行われている畜産業の実態に、である。

スーパーや、お肉屋さんで買う、レストランで食べるお肉が
このように作られているのだ、、そのことに。。である。

牛肉の安定供給のため、消費者が求める肉の品質の向上のために
数頭の種牛から何万頭もの牛を作り出しているというそのことに、、である。

人間の都合で、人間の都合のよいように、いのちをつくりだし、
その体は、病気から守るため、あらゆる手段を使って(例えばクスリなど)
品質を確保し、そして人間の都合で、そのいのちを奪い取る。
私には、それが、官主導の錬金術のように写った。

私は、決して菜食主義者ではない。
お肉だって、お魚だっておいしくいただく。
けれど、よいお肉を手頃な値段で食べるために、
このような方法がとられているとするのなら、
それが、高い値段になろうとも、
もっと自然に生まれ、自然に育ったいのちをいただきたい。
ほんとうに、ただ、ほんとうに、そう思っただけだ。