エッセイ
三五館シンシャの日記シリーズにすっかりはまってしまった。 寝しなに布団の中でゴロゴロしながら読むのが、ここ最近の楽しみである。 このシリーズの何が面白いって、それはもう、この中に、この国のリアルがわんさか詰まってるからだ。 きれいごとでは生き…
昨年秋から始めた文字起こしの仕事と 年明けからの長男の高校受験で あれやこれやとバタバタしているうちに 季節は、すっかり春、、 どころか、もう4月の中旬である。。 このブログもすっかり放置プレイとなってしまっていた。 (お久しぶりでございます) …
ここ最近、どうも、やる気が出ない。 特に、毎日つくるご飯が、自分でいうのもなんだが もう完全に適当すぎである。 よし、今日の夕食は、これにしよう!! と、勢い込んで材料を買ってきたはずが 夕方が近づき、そろそろご飯を作らなきゃという頃になって …
産婦人科医の高尾美穂先生がスタンドエフエムやyoutubeで配信されている 「高尾美穂からのリアルボイス」って聞いたことありますか? リスナーのお悩みや質問に高尾先生が答える番組です。 ワタシは、ほぼ毎晩、寝る前に、この番組を聞いている。 レターを送…
すごいトシヨリBOOK トシをとると楽しみがふえる 作者:池内 紀 毎日新聞出版 Amazon 母は、いつまでも、母のままだと思ってた。 けど、母だって、当然、年を取る。70歳を超えたあたりくらいから、母が、祖母に似てきたなあーーと思い始め、母も年を取ったな…
それは、日本語で書いてあります。 難しい漢字もないし、難しい言葉もないし、すらすら読めるんです。 でも、ちっとも頭に入ってこない(泣) 目を凝らし、何度読んでも ワタシの頭を通り過ぎます。 そして、最後、読み終えて、ぼう然とします。 何が書いて…
ディズニーキャストざわざわ日記――〝夢の国″にも☓☓☓☓ご指示のとおり掃除します 作者:笠原一郎 フォレスト出版 Amazon 30年前 ディズニーランドに 初めて行った時の感動は アラフィフになった今も、、忘れない。。 こんな世界があるのかと その完璧なまでの夢…
コールセンターもしもし日記 作者:吉川 徹 フォレスト出版 Amazon 30年ほど前の学生時代 電報受付のアルバイトをしたことがある。 お客さんと話しながら パソコンで電文を入力する仕事。 24時間受付の電報センターで 夕方5時から夜10時まで 実労働4時間半、…
となりの脳世界 (朝日文庫) 作者:村田 沙耶香 朝日新聞出版 Amazon 想像力とか共感力とか、、 そんな言葉があるので 人は他人の気持ちが理解できると 他人の考えてることが分かると どこかで思っているのかもしれない。 同じものを見てても 同じ時を過ごして…
子どもの頃、指折り数えて、あんなに楽しみにしていた夏休みも 大人になり、親になったら ああーー、夏休みが、もうすぐやってくる、、と 心の中で頭を抱える夏休み。 なんたって、一日3食、ご飯を作らねばならないからだ。。 しかし、こういうネガティブ思…
非正規介護職員ヨボヨボ日記 作者:真山 剛 三五館シンシャ Amazon 三五館シンシャのシリーズ本のひとつ。 このシリーズ本を新聞広告でよく見ていたけど なかなか手を出せなかった。 このシリーズ本、なんたってタイトルがすごい。。 この本もそうだけど 「非…
ひとりの時間が僕を救う 作者:パーカー KADOKAWA Amazon ぼっち系youtuberパーカーさんの魅力は 何といっても、その言葉遣いだと思う。 今の大学生らしからぬ 豊富な語彙と丁寧な話し方。 ですます調の語り口が アラフィフおばさんのワタシを魅了してやまな…
先日、おばの葬儀があった。 誰かの死に接するとき 特に、それが近しい人ほど 日々生きていく中で 知らず知らずに歪んでしまった 自分の心に気づかされる。 お通夜やお葬式は 故人とのお別れの場所であるとともに 歪んだ自分の心のリセットボタンを押しても…
たそがれてゆく子さん (中公文庫 い 110-6) 作者:伊藤 比呂美 中央公論新社 Amazon このタイトルに この表紙 もう、手に取るしかないでしょう。 「たそがれてゆく子さん」伊藤比呂美 アラフィフともなると 老いていくことに 思い出したように、ふっと、不安…
手抜きしたい 楽したい なんなら、誰かに作ってほしいと思い続けて幾星霜。 アラフィフになっても 料理は、好きでも、得意でも、上手でもない。 味付けは、定まらず みそ、しょうゆ、砂糖、塩、酢、ソース、マヨネーズ、ケチャップ以外の 調味料は、うまいこ…
伊藤ふきげん製作所 (新潮文庫) 作者:比呂美, 伊藤 新潮社 Amazon 読後の感想は、これに尽きた。 この本にもっと早く出会いたかった。。 思春期女子のわが子と向き合う 母と家族の話題がてんこ盛り。 書かれている内容は、親として子として へこみそうなこと…
刑務所の精神科医――治療と刑罰のあいだで考えたこと 作者:野村俊明 みすず書房 Amazon うつ病や発達障害の社会的認知により 精神科のハードルは以前に比べれば、格段に下がった。 しかし、これをもって、精神科医療が開かれた思うのは、早計だ。 本著を読ん…
先日、通帳を記帳しようと立ち寄った郵便局のATM機のそばに レターパックライトがポンと置かれていた。 たぶん、誰かがこれを買った後に ATMで操作して、ここに置き忘れてしまったのだろう。。 ワタシは、こういうとき、無駄に悩む。 持ち主が忘れものに気づ…
仕事にしばられない生き方 (小学館新書) 作者:マリ, ヤマザキ 小学館 Amazon 毎日新聞の人生相談が、面白い。 読者の悩みもいろいろなら 多彩な回答者が繰り出す回答もいろいろで 毎回楽しんでるけれど とりわけ、心待ちにしているのは この本の著者である、…
街場の親子論-父と娘の困難なものがたり (中公新書ラクレ (690)) 作者:内田 樹,内田 るん 中央公論新社 Amazon いつまでも恨みがましいワタシは 子どもの頃の母親の言動を 苦々しく思い出してしまうことがある。 あの悶々とした気持ちが、どうにもこうにも消…
気付くのが遅すぎて、 週刊現代連載エッセイ (講談社文庫) 作者:酒井順子 講談社 Amazon 週刊現代という雑誌のことは、新聞の広告でちらっと見かける。 実際に手に取ったことは、たぶん、、ないはず。。 強烈な見出しと、性への欲望をあおる写真の数々。。 …
家族終了 作者:酒井 順子 集英社 Amazon 「家族終了」という奇抜なタイトルに、思わずこの本を手に取った。 家族が終了する、、ということを 両親が離婚して、家族がバラバラになるとか 家族の一員が、蒸発するとか音信不通になるとか 血のつながりがある人…
たちどまって考える (中公新書ラクレ (699)) 作者:ヤマザキマリ 中央公論新社 Amazon 2020年前半、新型コロナウィルスで世界中が翻弄される中 イタリア在住の著者が やむなく滞在せざるを得なくなったこの日本で 文字通り、たちどまって考えたことが綴られて…
再婚生活 作者:山本 文緒 角川書店 Amazon 「再婚生活」とのタイトルゆえ 著者の夫「王子」とのエピソードが多数でてくるけれど 全般にわたって、著者がうつ病と向き合う日々がつづられている。 ままならない心と体に振り回されながら それでも仕事をし、食…
生きることば あなたへ (光文社文庫) 作者:瀬戸内 寂聴 光文社 Amazon 本著は、5つのテーマに対して これまで著者が発してきた文章を編纂し 加筆、再構成されたものだ。 一 わかれ 二 さびしさ 三 くるしみ 四 いのり 五 しあわせ 人生の苦しみや悩みに 寄り…
結局、女はキレイが勝ち 作者:勝間 和代 マガジンハウス Amazon 論理的で、歯に衣着せぬ、ストレートな表現で 女性がこの社会で生きていくためのスキルがてんこ盛りに書かれている。 10年以上前の本だが、この本に書かれたスキルは 今の社会でも通じると思う…
子どもがけがをすると、その痛みが伝わってくる感じ。 これって、母親になってわかったこと。 例えば、夫がけがをしても、痛そうだなと思っても 肌感覚としてびりびり伝わってはこない。 頭の中で感じる痛み。 それに比べ、わが子がけがをすると、まるで自分…
みんな「おひとりさま」 作者:上野千鶴子 発売日: 2012/10/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) フェミニストは、苦手だ。 だから、上野千鶴子の本は、これまで読んだことはなかった。 フェミニストというだけで、上野千鶴子を敬遠していた。 なのに、今回…
夫のトリセツ (講談社+α新書) 作者:黒川伊保子 発売日: 2019/10/18 メディア: Kindle版 もし、20年前に、この本があったら ワタシと夫との日々の生活は、ずいぶん違ったものになっていただろうか。 いやいや、今現在、夫との仲がこじれているというわけでは…
息子のトリセツ (扶桑社BOOKS新書) 作者:黒川伊保子 発売日: 2020/11/01 メディア: Kindle版 我が家の息子は、もうすぐ思春期に突入する。 対処法を知りたくて、この本を手に取った。 「息子のトリセツ」 本書には、これまでの育児を後悔することはない…