いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

にわか逆ホームシック

この春、高校生になった息子が寮生活を送るようになったので

平日の昼から夜にかけての長い時間を

家で一人で過ごすようになった。

 

ン十年前、初めて一人暮らしをしたころのように

ルンルン気分(表現が古い!?)で

あ~、楽ちん、楽ちん、と

新しい暮らしを満喫していたのだが

 

1週間経ち、2週間経ち

息子が寮生活に慣れてきたのと裏腹に

今、ワタシは、家にいながら、若干ホームシック気味である。

 

寂しさは、たいてい夕食時に押し寄せる。

 

夫は、仕事の都合上、夕食は職場でとるので

ワタシはひとりで夕食をとる。

 

3月までの夕食は、いつも息子と一緒だった。

食事中は、録画していたお笑い番組を見ながら

二人でゲラゲラとお下品に笑って食べるのが定石だった。

 

彼が家を出た4月以降も

お笑い番組は毎回律義に録画されている(予約取り消しすればいいだけの話、、)。

 

なので、ワタシはこれまでと変わらず

お笑い番組を見ながら、ひとり、ご飯を食べている。

ところが、二人で見ていた時は、あんなにゲラゲラ笑っていたというのに

一人で見ると、ちっとも笑えない。

 

かまいたちが、千鳥が、くりいむしちゅーが、マツコが

何を言っても、素通りしていく。。

 

ゲラゲラ笑って食べられる贅沢さに今頃気づくなんて、、、と

しおらしい自分がいる一方で

でも、やっぱり、楽ちんだよなと思う黒い自分がいることを

ワタシはちゃんと知っている。