いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

飲むべきか、飲まざるべきか

うーー、まずい
いつもの、片頭痛が、そこまで、きている

30代前半から、この片頭痛に悩まされている。
それは、定期的にやってきて、2、3日私の頭の中を
鈍くうろつく、曲者である

片頭痛がやってくるのは、だいたい似たような条件下だ。
体調がよく、少しばかりの無理もへっちゃらよとばかり
フットワークよろしく動き回り、頭は冴え渡り、少々の寝不足が心地いい
そんな日を4、5日過ごした後、この片頭痛の鬼は、そーっと近づいてきて
我が左側頭部を、がっしりと、鷲掴みするのである
やめてくれーー

毎回毎回、パターンはわかっているのに、なかなか改善できない
つい2週間前にも、やってきた

ここで、私はいつも悩むのです。
鎮痛剤を飲むべきか、飲まざるべきか。

病院とクスリが嫌いな私
少々のことでは、病院に行かないし、市販薬も口にしない。
どうして、クスリが嫌いか、それは、その副作用がこわいから。

生まれてこのかた30数年、けがや病気で入院することがあった。
そのとき、麻酔の作用か、クスリの作用か、とんでもない夢を見たのである。
口にするのも気が引けるほど。
これが私の中に無意識のうちに隠されているものなのか
と考えると、私自身がちょっと怖くなるくらい、暴力的な夢を見たのである。
今思えば、あれは夢ではなく、幻覚だったのだろうと思う。
あの幻覚は、おそらく、インフルエンザのクスリを飲んで、錯乱状態で、飛び降りたりするというのに
近いものではないかと思う。
私の場合は、術後で動けなかった、ただそれだけの違いなのかもしれない。
やっぱり、クスリはこわい

2年前の夏、母方の祖母が、熱中症で入院したことがあった。
当時、祖母は89才。
入院する前、元気でかくしゃくとしていた祖母。
お見舞いに行くと、顔は腫れ上がり、心ここにあらずといった表情。
目は視線が定まらない。
なんか変だなあ、、と思っていた。
それから数日して、祖母には幻覚があり、訳の分からないことを言い始めた。
お医者さんは、認知症かもしれない、と言った。
祖母は、たくさんの点滴と、たくさんのクスリを飲まされていた。
退院後、クスリから解放された祖母は、以前の元気な祖母に戻った。
元気な人を、認知症にしようとしたのは、クスリを処方した医者ではないか
信じられないよお
やっぱり、クスリはこわい

だから、できることなら、どんなものでも、クスリは飲みたくない。
クスリを飲まずに、この片頭痛を乗り越えたい
といつも思うのだが、あの痛みにはどうしても耐えられない。
片頭痛がやってきた気配を感じると同時にクスリを飲めば、
症状が治まるのが早いのはわかっているのだけれど
「いや、今回は乗り越えられるかもしれない」といつも
思ってしまう。クスリに頼らなくても何とかしようと思う。
けれど、結局は、痛みに耐えられず、痛みの頂点に達したところで
降参とばかりにクスリを飲んでしまうことになる

クスリに負けないよう、痛みに強い自分になれ
いや、その前に、片頭痛のパターンがわかっているのなら
そこから学習しないといけません