娘は小6の12才。
微妙な年齢である。
反抗期への扉を前にした彼女は
肉体的にも精神的にも変化著しい大切な時期。
そんな自分をて余すかのように
イライラしたり、めそめそしたり。
機嫌よく話しているかと思えば
不機嫌丸出しでムスッと黙り込む。
親と一緒にいる時間を少しずつ避けるようになってきた。
成長の証とはいえ、なんだか淋しいものである。
今は夏休み。
スイミングの練習で忙しい彼女。
しばらく切っていない彼女の髪は
ボリュームを増し、見るからに暑そうである。
お盆ももうすぐ。
「髪を切りに行こうか!」
昨日昼過ぎ、行きつけの美容室へ連れて行く。
娘は髪を切ってスッキリした様子。
久しぶりににこやかな表情を見せた。
わたしも髪を切ろう。
美容室を帰る間際、来週の水曜日に私のカットの予約を入れた。
「えっ、じゃあ、わたしまたひとり??」
娘がそうつぶやく。
ひとりでいたいと思っていた。
こうるさい母を煩わしいと感じていると思っていた。
家でひとりで過ごす初めての夏休みに
羽をのばしているものだと思っていた。
それは、母の勝手な思い込みだった。
今朝、出がけに、娘とお昼を外で食べる約束をした。
娘をちゃんと見ていたのだろうか。
母、反省である。