いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

ワクチン

子宮頸がんワクチン接種の積極勧奨が中止された。
該当する年齢の子を持つ親として
いろんな思いが交錯する。

娘は4月から子宮頸がんワクチンの無料接種ができるようになった。
しかし、重い副反応がおきているという情報を
新聞で知り、接種を見送っていた。
そして、今回の積極勧奨見送りのニュースだった。
接種させる予定はなくなった。

息子は、日本脳炎ワクチンの3回目の接種時期にきている。
どうしようか迷っていた。
なぜか。
前回2回目のワクチン接種時に
副反応と見られる症状があったからだ。
接種後、4、5日ほどして40度を超す高熱、けいれん。
異常な色の便。その後、ろれつが回らなくなり
歩くことがなくなり、自力で座ることさえもできなくなった。
この間、救急車で運び、救急外来を受診。
元気がなくなり、歩けなくなって初めて
まともな診断を受けた。
「急性小脳失調症」
かかりつけ医師は、ワクチンの副反応ではないと言いきった。
しかし、入院先の医療センターの医師は
その可能性がないとは言えないとのことだった。
身近にいる親の勘だが、あれはワクチンの副反応だったと思う。
さいわいすぐに快方に向かい、後遺症もなかった。
日本脳炎のリスクと副反応のリスクのどちらをとるか
1年前のことをもう繰り返したくはない、
しかし、日本脳炎になったら。。。。。
子宮頸がんワクチンの件で、答えはでた。
息子の日本脳炎ワクチンは受けないと決めた。

国家に個人の命を預けられるのか。
国家の存在目的は、その集団が未来永劫続いていくことにある。
国家の選択する道は、最大多数の最大幸福。
最大多数にすべての国民が含まれることは、決してない。
国家が1億数千万人の国民すべてを幸福に導くことは不可能である。
利害関係が複雑に絡む中での民主主義のルールに則る決定は
いつの時代にも少数者を生み出すことを免れ得ない。
国家に命は預けてはいけない。
自分の命は自分で守る。
そう分かったら、自ずと答えは導かれた。