いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

交差点にて

毎朝、車で通る交差点を
私はいつも右折する。

反対方向からくる車の出方を待って
右折しようとするのだが、
その車もまた右折車であった場合
必ず、私が右折するのを待って
右折するのである。

その交差点の道幅はあまり広くない。
右折車同士の行き交いでも
気をつかう人が多いのだなあと
単純に思っていた。
またそれをいいことに、私はさっさと右折していた。
(まあー、なんて図々しい。。)

そして、今日、反対方向の右折車が
私の右折を待ってくれる理由がはっきり分かった。
それは、単に私が右折のウィンカーを出していなかったからだ。
その交差点では、私が進入する方向からは
信号待ちになる確率が高い。
車を停止させ、信号を待っている間
私は、すっかりウィンカーを出すのを
忘れているのだ。
相手方は私が直進するものと思っている。
反対方向の右折車が私の右折を待つのは
至極当然のことなのである。

今までずっと、ごめんなさい。
反対方向からの様々な右折車の方々。
ご好意だとずーっと思い込んでおりました。

たぶん、他にもきっと
似たようなことを日常多々繰り広げているような気がした。
おこる出来事には、必ずその理由がある。
朝の交差点で、自分にしかと言い聞かせた。