いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

これさいわい

私は、キレるといつもこう言い放つ。
「もう、やめていいよ!!」

長女が、勉強をいやがったり、習い事を行くのを渋ったりすると
容赦なく、こう言うのだ。いや、言ってしまうのだ。
本当は、もっと穏便な解決策を見いだして
大人ならではの、説得術を駆使すべきであろうことは
分かっている。分かっているのだけれど
そのプロセスをすっ飛ばしてしまうのだ、キレてしまうと。。
そしていつも、この台詞が飛び出してしまう。

だけど、本心はもちろん、やめてほしいわけではない。
こう言えば、「いや、やめない!!」との返事が返ってくるのが
わかっているだけに、この簡単な大人げない手段を
いつまでも使っているのだ。
(自分で書きながら、ほんとまあ、大人げないわあ。。。)

娘に通用したこの手法。
息子にも通用するだろうと、先日試してみた。
息子は、今、ひとつだけ習い事をしている。
それは、スイミング。
かれこれ1年半通うスイミングだが
目に見えて上達!!というわけになかなか行かず。。
息子と同じ年の子たちが、続々と25メートル泳ぎきるのを
横目にしては、半べそをかく日が続いている。

それだけに、最近は、プールに行くのをいやがるようになった息子。
特にテストの日は、極度の緊張感が走るらしい。
そんな息子に、私は、伝家の宝刀を抜いた。
「もう、やめていいよ!」

案の定、息子は、「いや、やめない!!」と答えた。
この手法、息子にも通用したとほくそ笑んだ私であった。

ところが、今朝、
「明日はプールだよ」と息子に話したところ
急に深刻な表情でこう切り出すではないか!!
「あのさあ、この前、やめていいって言ってた話だけど
プールに行くの疲れたから、やめようと思う。。」と
のたまうではないか!!
これさいわいと、便乗しおったかあーーー、息子よ!!
完敗でございます。