いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

人生の常套手段

高校受験を控えた娘がいる。
この我が娘、はっきり言ってビッグマウスである。
ほんっと、もう、口ばっかりで行動伴わずなのだ。

そんな娘にやきもきするも
受験生なのだから、多感な時期なのだからと
自分に言い聞かせ
言いたいことをぐっと堪えてきたけれど
昨晩、とうとう、いとも簡単に
私の堪忍袋の緒は切れて
娘に説教してしまった。
「現状に満足するな!!もっとがんばれ!!」

さて、今日は、私の歯の定期検診の日だった。
磨き残し、20%以下を目指して
夜寝る前の歯磨きもずいぶん念入りにがんばった。
よし、きっと大丈夫。。
そう胸に、いざ検診!!
すると、16%だったのだ。
やったー、合格だわ!!と
自分に満足していたところ
お隣の席から、こんな声が聞こえてきた。

「あらー、今日は、磨き残しがありますね。
いつもは4%くらいなのに。。」

あーー、現状に満足していたのは、私もだ。
いつだって、自分がおこした言動は、そのあと
手を変え、品を変え、形を変えて
我が身にもやってくる。
ほら、今回も、例外なく、やっぱりやってきた。
現状に満足するとはこういうことなのだよと
声なき声で静かに教え諭された。
そして、今回改めて思った。
これが、人生の常套手段なんだなあと。