いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

教えるべきこと

自己責任、自己責任と
おおっぴらに言うようになったのは
いつの頃からだろうか。。

自分の責任は自分でとりましょう。。
社会全体がなんとなくそんな空気で
占められるようになって以来
やけに目につくようになったのは
皮肉にも、責任逃れの行動と言葉のように思う。

そんな自己責任社会を生きる
今の無責任な大人たちが
子どもたちには、自己責任を押し付けようとしている。

誰にも迷惑をかけないよう
自分のことは自分でできるような人間にと
なんでもできる人間になりなさいと
そんな教育が跋扈しているような気がするのだ。

「あなたの可能性は無限にひろがる〜〜」などと
「あなたは、何でもできる〜〜」などと
マルチ人間になるべく鼓舞するような言葉がはびこる。
そんな言葉が、私は大嫌い。。

人間は不完全な生き物だ。
ほらほら、今、国の中枢で
無責任な大人たちが
それをちゃんと証明してくれている。

子どもたちに今、教えるべきことは
「誰もがああいう人間になる可能性を持っている」
ということなのかもしれない。