いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

パンのない生活


それは、娘のひとことから始まった

「朝ごはんは、ごはんにして

娘が小学校に入学したばかりの頃、朝ごはんには
「ごはん」が食べたいと言いだした

それまで、わが家の朝食は、ずっと「パン」食
パンを焼いて、牛乳にコーヒー、ヨーグルト、フルーツ、、と
まあ、こんな感じの朝食。
時々、思い出したかのように、朝に「ごはん」ということも
あったけれど、ほとんど「パン」

なぜ??
もちろん、パン好きのわたくしの趣味の朝食でございます
だって、私が作るんだもんね

もともと、パンよりごはんのほうが好きな娘。
学校の給食は週に2日、「パン」の日がある。
朝、昼とパンでは、娘にとってかなりの苦痛であったのだろう

これは、私の趣向ばかり優先させては、娘がかわいそうかも。。
ということで、折り合いをつけ
給食がパンの日は、朝食は「ごはん」ということになりました

それから、はや3年
わが家の朝の食卓は、毎日「ごはん」になってしまった

去年、食に関する本にすっかりはまってしまった私は
朝「ごはん」を食べることが、どんなに体にいいことかということを
知ってしまったのです。

知ってしまったからには、実践するしかありません
週2日の「ごはん」の日が、週5日に。そして、あれよあれよと、毎日に

いつも食パンや、あまい菓子パンを常備していたのに
朝食を「ごはん」にしてしまったことにより、わが家には、ふだん「パン」が存在しなくなった。
「パン」がないので、冷蔵庫の中身もずいぶん様変わり
マーガリン、イチゴジャム、チョコクリーム、ピーナツクリーム、、と。
パンのおともが冷蔵庫の中で大きな顔してたのは、今や昔
今では、冷蔵庫の中には、味噌やお漬け物が、どでんとねっころがっている

「パン」が食べたいなあというときは、こねこねしながらぼちぼちと
パンを焼く
いくら、朝は「ごはん」がいいとは言え、やっぱりパンのおいしさはたまらない

パンが焼けた途端、家族みんな、喜んで、ぱくぱく食べてしまう。
1才8ヶ月の息子でさえ、「パン、パン」とおおはしゃぎ

デパートやスーパーへ行って、パン屋さんが目に入ろうものなら
わが家族、目をらんらんとさせて、パン選びに夢中になる

わが家の主食の座から滑り落ちた「パン」
けれど、今では、「嗜好品」としての確固たる地位を築き上げておりますよ、「パン