いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

ぱっぱい、さようなら

「ぱっぱい」、1才9ヶ月になった息子が言う「おっぱい」のこと

今日、2010年6月19日、息子は断乳の日を迎えた

赤ちゃんがおっぱいをおしまいにするのには、2つの方法があるらしい。
ひとつは、「卒乳」。赤ちゃんがおっぱいを飲まなくなるまで待つこと。
もうひとつは、「断乳」。時期をみて、意識的におっぱいを終わらせること。

私は、「断乳」の方法を選んだ

息子が3ヶ月くらいの頃、おっぱいがちょっと不調になり、
悩んでいた時、桶谷式の母乳育児を知った
桶谷式の本を買い、実践してみたところ、見事おっぱいは復活。
母乳育児を続けることができた

その本には、「断乳」のことも書いてあり、
その断乳のエピソードに、いたく感動し、むすこのおっぱいの終わりは
断乳にしよう、と決めていた

途中、周りからの意見で、卒乳がいいのかなと、揺らいだけれども
私たち親子には、断乳の方がいいかも、、とやっぱり思った。

息子は、今から2ヶ月ほど前から、おっぱいのやめ時ではないかな、という
兆候を見せ始めた
それまで、少しおっぱいから遠ざかり気味だったのが
今度は急におっぱいに執着し始めたのだ
ことあるごとに、「ぱっぱい、ぱっぱい」と飲みたがり
一日に9回、10回と飲むことがあった
きっと、もうおっぱいを卒業しなければならないと息子自身が悟りながら
踏み切れないでいるかのように

息子同様、私も、もうおっぱいが飲ませられなくなる、、という淋しさと
おっぱいを飲まなくなった後の息子の様子が気にかかり、
なかなか断乳に踏み切れず、時は過ぎていった

昨日、息子は1才9ヶ月になり、また主な予防接種を同時に終えた。
よし、明日、断乳の日としよう、そう決めた。
そう決めた昨晩、なかなか眠れなかった。

息子には、時々、「もうすぐ、ぱっぱい、バイバイだからね」とは言ってきた。
だから、昨日は、
「明日ぱっぱいとバイバイするから、今日はいっぱい飲んでね
と、息子が望むだけ飲ませた。

そして、今朝
最後のおっぱいをたっぷり飲ませた後、
息子に「ありがとう」と言って、
私のおっぱいに「へのへのもへじ」の絵を描いた。

息子に、「おっぱい、バイバイだよ」と「へのへのもへじ」のおっぱいを見せたところ、
一瞬たじろいだあと、近づいてきて、息子はおっぱいを隠した
それから、外遊びをした後、いつものように「ぱっぱい、ぱっぱい」と言うので
おっぱいを見せると、「それはおっぱいじゃない」と言わんばかりに
うつぶせになって、泣き出した

今日は、その後、2回ほど「ぱっぱい、ぱっぱい」と言ったけれど、
おっぱいを見せようとすると、イヤだと頭を振って逃げていく

そして、夜
いつもは、主人が寝かしつけるのだが、今日は、私が息子と一緒におふとんに。
ぐずって、泣いて、眠れないんじゃないかなあ、、と心配していたのをよそに、
息子は、もう「ぱっぱい」とは言わなかった
「おっぱいは卒業したんだ」と自分に言い聞かせるかのように、
指しゃぶりをしながら、1時間かかって眠りについた。
その健気な姿が、いじらしく、こちらが涙がでてきた

生まれてはじめて、おっぱいのない眠りについた息子

息子が、生まれてすぐに、胸に抱いたときの感動と同じくらい
断乳の日の今日は、忘れられない、感動の一日でした