いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

恋する育児2

昨日午後、雨が上がった
今日は梅雨の中休みとなった

うれしいお天気
朝から息子を連れて、歩いて5分ほどの近所の公園へ

ぶらんこ、すべり台、シーソー、鉄棒、お砂場。
昔ながらの古い公園。
週に1、2度足を運ぶ、この公園。
午前中遊びに行くけれど、閑散としたこの公園
私と息子の貸し切り状態で遊ぶことも、しばしばである

ひと昔前は、「公園デビュー」などと言っていたのに、
今は、官製「子育てサロンデビュー」ってとこなのかしら???
世の中、ホント、変わっていくものである

しかし、今日は、私と同じように、梅雨の晴れ間を無駄にするものか
4組ほどの親子(おじいちゃま、おばあちゃまを含む)と一緒になった。
たまには、こんな日もあるのねえ。。。

みんな、朝食をとり、ひととおりの家事を終わらせ、
天気がいいから、公園でもって感じで、のんびり歩いてくる。
ママグループの会話がちょっと苦手な私も、
こんな感じで公園に集まってくるお母さんたちとは、
構えずに、のんびり話せる

官製子育てサロンなるものに行くと、なんだかみんな、よそ行き顔でやってくる
ほとんどの人が、目的に向かって車で乗りつける
それは、子育て支援センターが企画した
リトミック 誕生会 クッキング ティータイムなどなど。
その空間は、生活の延長線上って感じじゃない。
生活から切り離された、ひとつのイベント会場の様相だ。
地に足のつかない育児、そんな印象だ。
だから、なんとなく、居心地が悪い。
この育児のイベント化が、恋する育児の気恥ずかしさを増大させているのかもしれない

それに比して、公園育児。
みんな普段着で、家事にちょっと疲れた顔をして、
ラフなスタイルで、はたまたノーメイクでやってくる。
その生活の延長線上の育児が、その飾らない育児が、
たとえ恋する育児であっても、その気恥ずかしさを和らげる。
恋する育児の背後に、しっかりと生活が営まれていることを感じるからだ。
だから、構えず、気取らず、のんびりと過ごせるのかもしれないなあ。。

育児の楽しさって、雑多な日常生活の煩わしさの中に、キラリとひかるものを
見つけることなのかもしれない。
いつでもキラキラ、キラキラ、育児っての楽しいのよ
押しつけがましいイベント化した育児って考えものじゃないのかなあ。。
だから、大切な税金使って、せっせと恋する育児の盲目ママばかり
増殖させるようなことはやめてくださいね、行政さん

梅雨の中休み、公園でふとこんなことを考えた一日でありました